ボストンの夜空にレッドソックスの上原浩治投手(39)が人差し指を突き上げて、歓喜の輪に飲み込まれた昨年のワールドシリーズ最終第6戦から、奇しくもちょうど1年が経過したこの日。球団は今季限りで契約が満了していた守護神との2年契約締結を発表した。 地元紙などによると、2年総額1800万ドル(約19億6000万円)。上原との残留交渉では、ワールドシリーズ終了から5日以内に単数年俸約1530万ドル(16億8000万円)のクオリファイング・オファーを提示することもできたが、上原が今季シーズン終盤に極度の不振に陥ったこともあり、地元メディアでは、ブルペン投手としては引退したマリアノ・リベラ(元ヤンキース)を越える歴代トップの高額年俸は現実的ではないと報じられていた。 しかしながら、公式戦全日程終了後のシーズン総括会見でファレル監督が「再契約のためのあらゆる努力を惜しまない」と語るなど、球団は残留を強く