今回のライブは2011年8月に発売されたDIR EN GREYの8thアルバム「DUM SPIRO SPERO」のタイトルを冠したもので、発売から3年半以上を経て同作に伴う活動の集大成となる2公演だ。彼らが武道館のステージに立つのは2010年1月以来ということもあり、会場には大勢の観客が詰めかけバンドの勇姿を見届けた。 ステージセットは一見して非常にシンプルなもので、メンバーの楽器やアンプ以外にはステージ後方一面に設置されたLEDスクリーンのみ。初日となる8日の公演ではまず、ツアー中のメンバーを収めたモノクロ映像と2011年8月から2014年3月までの全ツアー日程がスクリーンに映し出され、続いてアルバム「DUM SPIRO SPERO」のオープニングSE「狂骨の鳴り」が爆音で鳴り響く。するとShinya(Dr)、Die(G)、Toshiya(B)、薫(G)とステージに現れ、最後に顔の周りに