若手の3割が早期離職する時代、どう接していくべきか厚生労働省による2021年の調査では、若手社員の3人に1人が3年以内に会社を辞めてしまう「早期離職」が企業や社会の課題になっています。 「絶対的な権力を持つ上司」「チームを引っ張っていく上司」を良しとした時代はとうに終わりを告げ、「部下の話に耳を傾ける上司」「上からでもなく前に立つのでもなく、後ろからサポートする上司」が求められているということは、ライフハッカーでもたびたび紹介しています。 それでも「上司たち」が悩むのは「最近の若手社員のことがよくわからない」「どう接すればいいかわからない」というもの。本書の著者である若手社員育成専門コンサルタント・伊藤誠一郎さんが開催するセミナーでも、このような声が多く寄せられるそうです。 本書の冒頭で、伊藤さんが紹介するのは若手社員にやってはいけないアプローチ。それどころか、むしろ「やってはいけない行為