知事との面会を求め、断られる竹原市長(右)と仙波副市長=鹿児島市の鹿児島県庁で2010年8月23日、村尾哲撮影 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は23日、県庁で伊藤祐一郎知事への面会を求めた。25日に半年ぶりに招集する臨時議会について報告するつもりだったが、そもそも面会約束がなく、知事は竹原市長への解職請求(リコール)の手続きが始まっていることを理由に挙げ、面会を拒んだ。竹原市長はその後県庁で約11カ月ぶりに突然会見し、伊藤知事への恨み節も述べた。 面会は23日朝、市側が県に要請した。県側は「面会できない」と伝えたが、竹原市長は午後1時過ぎ、専決処分で副市長に選任した仙波敏郎氏と知事室を訪れた。知事室前では一時、県職員と竹原市長らが押し問答になる場面もあった。 竹原市長は、知事室前で県幹部から「断っているのにマスコミに知らせてお見えになるのは明らかなパフォーマンス」との知事の言葉が伝えられる