小麦粉から作るさまざまな粉もの料理の仕上がりを大きく左右するのが「グルテン」です。「グルテン」は、小麦や大麦などからしかできない貴重なたんぱく質。小麦粉に水を加えて混ぜることで、まるで手をつなぐように、網目状に広がって作られるんです(左下画像)。 その「グルテン」が、なぜおいしさのカギとなるといえるのか?答えは、その独特の性質にあります。…というのも、とにかく強いのです!! 番組では、小麦粉と水をこねて作った生地から「グルテン」(右上画像)を取り出し、その性質を調べました。すると、中に空気を入れて作った“グルテンボール”(左下画像)は、なんとプロボクサーのパンチを受けても、ものともせず!「グルテンは」殴られても蹴られても、中の空気を逃すことなく、元の形を保つことができたのです(右下画像)。この他の食材にはない「グルテン」の驚異の粘りと弾力。これこそが、パンやパスタのもちもち感や、うどんのコ