施設を提供する本願寺札幌別院「駆け込み寺」になる予定の本願寺札幌別院の広間=札幌市中央区北3条西19丁目 解雇や雇い止めで職を失った人の再就職活動を応援するため、札幌市の本願寺札幌別院が2月14日〜4月末の期限付きで、「さっぽろ駆け込み寺」を開設する。広間の一部を臨時の住まいとして無償提供する。連合北海道から相談を受け、寺が快諾した。 臨時宿舎は約30畳の和室を使う予定。定員は約20人。道民もしくは道内出身の就職意欲のある独身の失業者が対象で、性別、年齢、宗教は問わない。食事や洗濯、入浴は提供しないが、トイレと洗面所は利用できる。期間は最長2カ月で、就職先が決まったら退去することが条件だ。 臨時宿舎にかかる光熱費や貸布団代など約80万円は連合北海道がまかなう。また自治体の就労支援制度も紹介するほか、就職先が見つかった場合には公営住宅などに関する情報も提供する。 連合北海道には昨年末
企業が契約を更新しない「雇い止め」などで失業し、再就職を希望する派遣労働者らを支援するため、連合北海道と札幌市中央区北三西一九の本願寺札幌別院は二月十四日、同別院を臨時宿舎として無償提供する「さっぽろ駆け込み寺」を開設する。雇用不安が社会問題化する中、道内求人の約四割が集中する同市に住まいを設けることで、地方出身者やUターン希望者の再就職を後押ししたい考えだ。 連合北海道は、昨年末に苫小牧市や本州の自動車産業での失業者などを対象に労働相談を実施。住所不定だと再就職が難しい一方、仕事が決まらないと住宅も借りにくいというジレンマに多くの求職者が陥っていることが分かった。 就職活動が長期化すれば「ネットカフェ難民」やホームレスになる懸念もあるため、宿舎開設を検討。生活困窮者らを受け入れてきた歴史がある寺院に着目し、札幌別院に協力を打診したところ、趣旨に賛同した同別院が快諾した。 入居対象は道民ま
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く