県内の多くの自治体で住民基本台帳カードの普及率が伸び悩む中、コンビニでの証明書交付サービスを提供する掛川市、御殿場市、清水町では普及が進んでいる。いずれもサービスを開始してから急速に普及率が伸び、県平均の2倍以上。役所、役場の窓口が閉じている夜間や土日でも証明書の取得が可能で、利用者からは「時間を気にしなくていい」「役所よりコンビニが近いので助かる」などと喜ばれている。 3市町の住民は住基カードを持っていれば、全国のセブンイレブン店舗の多機能コピー機で、午前6時半から午後11時までの間に住民票と印鑑登録証明書の交付を受けられる。 県によると、県内自治体の平均普及率は6月末現在で4・86%。2011年2月に県内で初めてコンビニ交付サービスを開始した掛川市は12・59%、12年8月に始めた御殿場市と清水町がそれぞれ11・08%、10・77%と、いずれも県平均を大きく上回っている。 交付サ