裾野市が終戦記念日の15日に市内で開いた戦没者追悼式などで、「祝」の朱文字が入ったのし付きの記念品を裾野市遺族会の会員500人余に贈っていたことが21日分かった。市は会員から不快感を訴える抗議を受け、謝罪文を遺族会の全会員に送付した。 記念品は市が市内業者に発注した箱入りの菓子。「祝 記念品 裾野市」と書いたのしが付き、包装紙で包んであった。追悼式典の出席者をはじめ遺族会の会員に配布した。受け取った遺族から16日以降、市に不快感を示す電話が複数寄せられたという。 市社会福祉課によると、納品された記念品を確認せず、抗議があるまで「祝」の記載を把握していなかった。市は遺族会幹部に謝罪するとともに経緯を説明した上で、全会員に大橋俊二市長名の謝罪文を送付した。 同市の手綱睦正健康福祉部長は「確認不足が原因で、不快な思いをさせ大変申し訳ない」と陳謝した。 遺族会の関係者は「残念なことだが、市