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ブックマーク / business.nikkeibp.co.jp (35)

  • 悪いこと言わないから、会社なんて始めるべきではありません:日経ビジネスオンライン

    グーグル、フェイスブック、ツイッターなど、人々の生活や働き方を変える技術と衝撃をもたらすインターネット企業を数多生み出してきた米シリコンバレー。この地にまた1つ、世界を変えようとするネット企業が脚光を浴びている。 その名は、エバーノート。パソコンやスマートフォンなど、様々な情報端末で作成した「メモ」をインターネット上に一元管理できる「Evernote」を提供する。極めてシンプルなコンセプトと使い勝手の良いサービスは瞬く間に心を捉え、利用者は急増。2008年のサービス開始から4年で、世界の利用者数は約4000万に到達し、日中国、ヨーロッパなど、世界的なサービスとなった。 当然、投資家もエバーノートを放っておかない。セコイアキャピタルやメリテックキャピタルパートナーズなど、シリコンバレーの著名なベンチャーキャピタルが同社に出資している。会社評価額は既に10億ドル(約800億円)規模となり、

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  • 世界で580万「いいね!」を獲得した日本のベンチャー:日経ビジネスオンライン

    米シリコンバレーで活躍する、日のベンチャー企業「Tokyo Otaku Mode(トウキョウ・オタク・モード)」をご存知だろうか。漫画やアニメ、ゲームといった日オタク文化のニュースを集めて英語で発信し、日のサブカルに傾倒するファンの熱烈な支持を受けている。彼らの開設するフェイスブックページには、約580万の「いいね!」がついており、日人が運営するフェイスブックページでは圧倒的なトップに立つ。ユーザーは海外からが99%を占め、今も1日1万5000人以上のペースでファンが増え続けている“お化けサイト”だ。 1年半前に始動したばかりのベンチャーが、その名を一躍業界に知らしめたのは今年、シリコンバレーの著名エンジェルファンド「500スタートアップス」から出資を受けたことにある。さらに、8月にはマサチューセッツ工科大学メディアラボ所長である、伊藤穣一氏がアドバイザーに就任したことも話題を呼

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  • エンジェルたちがイヤがる「資金調達の負けパターン」:日経ビジネスオンライン

    “ツバ”をつけられている? 「今度、あるベンチャーキャピタルから投資してもらうことになりました」 そううれしそうに話すベンチャー企業Dさんに、「いくら投資してもらうのか」聞いて驚きました。たった1500万円だったからです。 思わず「お金のツバをつけられてしまったんですね」と言ってしまいました。 実は、これが今の日で起きている投資の姿です。 矛盾だらけの資金調達 「先日お話を伺った時は、プロトタイプ試作に5000万円は必要だと言っていましたが、1500万円で当初の計画通り立ち上げができるのですか?」 Dさんに尋ねると 「ぜい沢を言えばきりがないけど、この1500万円でまずはとにかく行けるところまで頑張りますよ」と嬉しそうな面持ちで答えるのです。 「それで、残りの3500万円はどこから調達するつもりなのですか?」と聞いてみましたが、返ってきた答えにさらに驚きました。 Dさんの資金調達する時の

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  • 不動産投資の大ウソの見抜き方:日経ビジネスオンライン

    第2回で不動産投資基準を示したので、第3回では不動産業者の騙しの手口を暴くことにしよう。不動産を誰から買うにしても、売ることに携わる人には自分が儲かるというインセンティブがある。仲介会社でも建物を建てた会社でも管理会社でも、売ったらその人達が儲かるようにできている。1億円の物件を仲介したら300万円の手数料が入るし、歩合給もたんまり付くのだから、何としても売りたい。たとえ、購入者が損すると分かっていてもだ。不動産投資家にとって味方はいないという前提に立った方がいい。以下のうそをあなたは見抜けるだろうか。 「利回り星人」のうそ 利回りが高い物件に投資したいと単純に考える人を「利回り星人」と呼ぶ。これを批判することで、低利回りの物件を斡旋したがる業者がいる。こうした会社は(高ではない)好利回りなどのあいまいな言葉を使う。確かに、高い利回り物件は手を出しにくい人が多いからこそ利回りが高いことが

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  • アマゾンってもう古い!?デザイナー商品のショッピングサイトが大躍進:日経ビジネスオンライン

    「オンラインの買い物と言えば、やっぱり価格が安いアマゾンだよね」と話していたのも束の間。デザイナー商品を扱うオンラインショッピングサイトが急拡大し、また別の市場を作り出している。その流れを牽引するのが、ニューヨークを拠点とするデザインプロダクトを扱うFab.comだ。今年6月に始まった、スタートから僅か6ヶ月のこのサイトは、すでに140万人の会員を獲得し、60万点以上の商品を売り上げている。 今までもデザイナー商品を扱うサイトはあったはずだが何が違うのか?。それは「フラッシュセール」という、時間限定の特価販売のマーケティングを採用している点だ。サイトでは一日に14点の商品を発売し、どの商品も特別価格で販売される。ただし売り出し期間はそれぞれ72時間、つまり3日でおしまい。それもデザイナー商品なので一点ものや在庫の薄い商品も多く、売り切れればそれで終わりだ。期間限定でデザイナー商品が安く、し

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  • 新しく広がる「コワーキング」という働き方:日経ビジネスオンライン

    この新しい働き方に、国際コンサルタント大前研一氏も注目する。10月17日、サンフランシスコのコワーキング・スペース、「シチズン・スペース」(citizen Space)に大前氏が訪れ、パネル・ディスカッションが行われた。大前氏に加え、パネルにはシチズン・スペースCEO(最高経営責任者)のトビー・モーニング氏、コワーキング・コーチとして、施設にアドバイスを行うレインズ・コーヘン氏、サンフランシスコを拠点とするウェブコンサルティング会社CEOのブランドン・ヒル氏が参加した。現在のコワーキング・スペースの現状から、将来のトレンドまで新しい働き方を議論した。 誰にでもグーグルのオフィス環境を! シチズン・スペースは、2006年にサンフランシスコで開設されたコワーキング・スペースの先駆けとして知られている。現在ではサンフランシスコ、ニューヨーク、ロンドンなど大都市を中心に、コワーキング・スペースが6

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  • 「日本企業は準備を怠った」:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 「緊急地震速報です」。クルマのハンドルを握っていると、突然そんなニュースが流れた。 3月11日金曜日、午後の新宿通り。赤坂のオフィスへ帰る途中だった。そして、信号待ちで止まった瞬間、経験したことのない大きな揺れに襲われた。 この瞬間から電車は動かなくなった。そこで、車通勤の私が、娘を保育園に迎えに行くことになった。夕方7時前に赤坂を出発したものの、主要道路はほとんど動かない。夜10時、ついにあきらめて、虎ノ門のホテルオークラの駐車場に車を乗り捨てて、歩いて赤坂のオフィスに戻った。娘はというと、大手町で働いているが、やっと動き出した電車に乗って迎えに行くことになった。 この日、結局私は社員5人と会社で寝ることにした。もちろん、そんな経験は初め

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  • 【第8回】「生き残り」「利益の創造」という言葉ではひとは動きません:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 先日、日経ビジネスオンライン読者向けセミナーの「創造的コストダウンが、あなたの会社を救う」に登壇させて頂いた。筆者以外の登壇者はビッグネームばかりで、300人の定員に600人の応募があったそうである。「創造的」というテーマから、「求められているのはキャッシュアウト抑制のためのコストダウンの施策ではないのだろう」と感じながら、筆者自身の講演については「コストは『かかる』ものではなく、『かける』もの」というタイトルで、事業運営における「コストダウンの目的」という源的なところまで立ち戻って述べさせて頂いた。筆者自身、コストという言葉を改めて考える機会となった。 改めて考えてみると、コストという言葉は曖昧な一面がある。この一言で費用科目が全て一括り

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  • ベンチャーで人材採用するコツ:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 読者の方から「ベンチャーには人材が集まらず、苦労する」というコメントをいただいた。そこで今回は、人材採用について筆者の体験を通じてお話ししたい。 人材採用については、一般企業とベンチャー企業とでは大きく異なる。ベンチャーでは、十分な資金がないのに、社員には即戦力が必要とされ、じっくり育成するパワーも時間もないという足かせがある。 ベンチャーが人材採用する場合、次のような問題点が出てくる。 ・新卒者は採用できない ベンチャーでは、新卒者を採用できない。時間と労力を費やして、新卒者を育成する余裕がないからだ。場合によっては、育成している間に会社解散もありうる。このようなリスクの高い環境に、未来ある新人を呼び込むことにどこまで責任が持てるのか、とも

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  • リストラをしても、会社は成長も収益性向上も期待できない:日経ビジネスオンライン

    の人事部の代弁者、野々村さんは、かつて勤めていた大手電機メーカーの社人事部のスタッフとして、全国各地の工場や支社に出向き、早期退職制度について説明して回った経験がある。 当時バブルが崩壊して日全体が不況で、日の大手企業は負債、設備、人員の3つの過剰に苦しんでいた。業績も軒並み低迷し、野々村さんが勤める会社も大幅な赤字で、新聞紙上に取り上げられた。 1990年代半ばになり不況が長引くと、野々村さんが勤める会社は、社や支社の一般職で非正社員を増やすとともに、50代以上の中高年社員を対象に、早期退職制度を取り入れたのだ。 建前では早期退職への応募は社員人の意思に任されていたが、実態は会社側からの退職勧奨も行われていた。退職勧奨をするにあたり、社人事部ではこれまでの人事考課データを見返して、「残ってほしい人」と、会社や上司の目から見た“問題社員"も含め「残ってほしくない人」を峻別し

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  • アニメから見る時代の欲望:日経ビジネスオンライン

    このコラムについて アニメーションは、頭の中で望んだことを描き動かすもの。作り手の嗜好を忠実に映像化することができる。そして作り手は、視聴者の欲望をいかに捉えるかに常に腐心している。アニメにこそ、時代の欲望が見えるのではないか? そんな仮説を手に、日々アニメ制作に臨む監督たちにインタビューを申し込んでみた。 記事一覧 記事一覧 2010年5月7日 「一行」の明快な指示より「迷いなさいよ」がうれしい 「DARKER THAN BLACK -黒の契約者-」岡村天斎監督・3 “「どこが売りか」を一行で伝える”ことに誰もが熱心な中、面白さには「わかりにくいもの」が欠かせない、という岡村天斎監督。「DARKER THAN BLACK」シリーズでは、謎を散りばめて視聴者を「迷い... 2010年4月23日 「迷い道くねくね」がロングランへの“近道”かも 「DARKER THAN BLACK -黒の契約

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  • ちょっと待て、IPO。そして「イスラエルモデル」とは?:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 前回も述べたように、このところベンチャーの元気がない。状況を整理すると、ベンチャーが上場した段階で息切れを起こし、ダウンしてしまったようにも見える。 ベンチャーが上場する来の目的を考えてみよう(目的には、資金調達以外にブランド向上などのマーケティング効果、取引における信用の向上、良い人材の確保などが挙げられる。中には銀行負債の社長個人保証対策な どもあるが、ここでは以下の2点について解説する)。 ・目的その1 新興市場は、既存市場への通過点である。規模は小さくとも早期に上場し、必要な資金を得てさらなる飛躍成長を目指し、既存市場へ移行するという考え方。 一方、新興市場への上場意義があり、上場後の飛躍と成長は当然必要だが、既存市場へ移行すること

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  • 【第9話】決断力、ありますか?:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 「あの人、口ではエラそうなことを言うけれど」「いつも人の批判ばっかり…」。あなたの会社にも、こんなことを言われてしまうような人はいませんか。いわゆる“口舌の徒”に当たる人で、口だけはまめに動くが手足は休眠状態、という社内評論家のことです。おそらく、1人や2人の顔は思い浮かぶのではないでしょうか。 同僚たちに陰口をたたかれてしまう「社内評論家」。今回のコラムでは、彼らに欠けているものとは何なのかを考えていきながら、リーダーが備えるべき最重要資質の1つについてお話ししようと思います。 サラリーマンとビジネスマンは何が違う? リーダーを目指したい、よき上司になりたい…。そんな思いを持つあなたに、まずは知っておいていただきたいことがあります。それは、

    【第9話】決断力、ありますか?:日経ビジネスオンライン
  • ビル・ゲイツはいつだって「誘ってる」:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 魅力的なリーダーを評するとき、「なぜかあの人には付いて行きたくなるんだよな」といった言葉がよく聞かれます。 志をもって邁進している人物を見て、自発的に「よしあの人に付いて行こう」と奮い立つこともあると思います。マハトマ・ガンジー、フォレスト・ガンプ、桃太郎……。いろいろな人物像が連想できますが、もくもくと前を歩む人の背中を追って、多くの人が連なっていく。このような形で生まれるリーダーもいるでしょう。 ただ、私の知る限り、このケースはとても例外的です。 仲間を引き入れて目標達成した監督 成功を収めている多くのリーダーは、まず自分から「一緒にやろうよ」と声を掛けているものです。人が背中を追いかけているように見えるリーダーも、はじめは人々を“誘い込

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  • 【株価が語る】 ミクシィ 再成長の期待、ゲームに託す:日経ビジネスオンライン

    国内SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス、交流サイト)最大手、ミクシィの株価が急反発している。6月29日の終値は58万9000円と、3月12日につけた年初来安値のほぼ2倍。1月7日につけた年初来高値、60万9000円をうかがう動きを見せている。 ジェットコースターのように株価が乱高下する最大の理由は、ミクシィが売上高の9割を広告収入に依存していることだ。景気が悪化すると広告の落ち込みを懸念した売りに押され、「底入れ」が期待されると揺り戻す。国内景気に対する投資家の見方を、増幅して映し出す鏡のようにも思える。 上場後初の営業減益に だが、ミクシィが直面する環境は厳しい。2009年3月期の連結売上高は120億5200万円と前期比で20%近く伸ばしたものの、営業利益は37億7100万円とほぼ横ばい。景気後退の影響から今期は初の営業減益に陥る見通しだ。 それでも株価が上昇しているのは、ミ

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  • 割高でも客の絶えない農産物直売所:日経ビジネスオンライン

    価格が高いにもかかわらず、これだけの利用客を集めて売り上げを伸ばすことができているのはなぜか。その理由は、大きく2つある。 1つは、価格を高めに設定していること自体にある。値崩れを起こすことなく高い価格を維持できているから、利用客の伸びに応じて売り上げを増やすことが可能なのだ。 理由のもう1つは、「ここでしか買えない」と利用客が思うほど品質の良い農産物を取り揃えていることだ。だから、価格が多少高くても、質の良い製品やサービスに購買意欲を示す「品質フォーカス層」の消費者が購入してくれる。 高い価格の維持と品質の良い農産物の供給──。この2つを両立させているのが、みずほの村市場を運営する農業法人のみずほが設けた独自のルールだ。 独自の参入ルールで値崩れを防ぐ そのルールとは、「後から参入する農家は、先に参入していた農家と同じか、それ以上の価格をつけなければならない」というものだ。 例えば、ダイ

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  • 野々村人事部長の歳時記2 人事部長100人とつくるコラム:日経ビジネスオンライン

    記事一覧 2009年11月27日 中途入社したばかりの社員がトラブル 「アイツを採用したのは誰?」 現場も人事も責任を取らない不思議な中途採用【再掲載コラム】 野々村さん、今日は朝から興奮気味だ。電話でなにやら言い争いをしている。相手は店舗運営部長。どうやら、数カ月前に中途入社した店長が引き起こした金銭トラブルに対して、部長が野々村さんらの責任を追及して... 2009年11月27日 競争率約1000倍 でも就職したい 1万8000人がこのベンチャーを希望するわけ(その1)【再掲載コラム】 ライブレボリューションは、モバイル広告サービスの会社で、モバイル広告にフォーカスしてから毎年売上高が急激に伸びています。この不況下でも人手が足りなくて困っているようです。業績好調で、就職活動中の学生に... 2009年11月26日 自己啓発の謎 使い道のない「スキル研修」に何故みんな集まるのか 【再

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  • 骨肉の争いが形勢逆転、「筆跡」巡り割れた最高裁判決:日経ビジネスオンライン

    坂田 亮太郎 日経ビジネス副編集長 東京工業大学大学院修了後、98年日経BP入社。「日経バイオテク」「日経ビジネス」を経て2009年から中国赴任。北京支局長、上海支局長を経て2014年4月から日経ビジネスに復帰 この著者の記事を見る

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  • 大日本印刷がブックオフに出資した理由(後編):日経ビジネスオンライン

    取り次ぎの図書館流通センター(TRC)に始まり、書店大手の丸善、ジュンク堂書店、出版社の主婦の友社を傘下に収めた大日印刷。出版業界へのM&A(合併・買収)、出資攻勢は、今年5月、古販売最大手のブックオフコーポレーションへの出資で、一応の幕を閉じた。 講談社、集英社、小学館の出版大手3社と協調した出資。合計、約29%を握り、そのうち大日印刷グループは約16%と筆頭の位置につけた。 発売直後に新品同様の出版物が半値でブックオフの店頭に並ぶ様は、出版業界にとって目の上のたんこぶでしかなかった。株主の立場で取り引きを規制し、業界を守ろうとしているのか。大日印刷の森野鉄治常務取締役に聞いた。(「大日印刷がブックオフに出資した理由(前編)」を先にお読みください) (前編から読む) ―― メディア制作のプラットフォームだけではなく、流通の一大プラットフォームも作ろうとしていますよね。そのために

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  • 中国コピー商品に「経済対話」は無力:日経ビジネスオンライン

    6月7日に都内で開催された日中両政府の閣僚級による「日中ハイレベル経済対話」は、中国政府向け納入機器のソースコード(ソフトウエアの設計図)の開示から、東シナ海ガス田の開発に至るまで、懸案事項てんこ盛りだった。テーマが多岐にわたったからか、結果を見ると、議論の中身は薄かったと言わざるを得ない。 具体的なアクションプランが打ち出されたのは、知的財産保護について両国がワーキングチームを作ること、中国の公害の被害者救済措置について国際協力機構(JICA)が協力することくらいのもので、それ以外については、中国側が「聞きおく」という対応だったようにも見える。 「馳名商標」大盤振る舞いの“お土産” 日政府が問題解決の進展に期待し、議案の目玉にもなったのが知的財産保護である。だが、中国側はこれに先立って“牽制球”を投げていた。 中国政府は毎年、内外のブランドを「馳名商標」として追加認定している。認定を受

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