――ブームのレーシック手術で、ずさんな衛生管理により多数の感染症が発症した。 スポーツ選手ら有名人も体験済みのこの手術、格安競争が激化中。病院選びは慎重に!―― タイのバンコクに、「アジア最大級のレーシックセンター」とうたう施設がある。 地元の富裕層やヨーロッパ人らの患者が「顧客」になっている豪華な病院を、会社役員の男性(35)は2002年、日本からツアーで訪れた。費用は1週間ほどの宿泊代込みで約30万円。当時では、日本で最新とされる機械を使った手術の、半額以下だった。 やりとりは通訳ありの英語。視力検査、エイズ検査を受け、誓約書にサインし、日が落ちてきた夕方に手術。20〜25分で手術は終わり、近くのホテルに宿泊。両方の裸眼が0・02だったのが、1・5に回復した。 男性は話す。 「7年たったいまも快適そのもの。トラブルはありません」 レーシック手術は、メジャーリーガーの松坂大輔投