日本が原発事故を説明=事態収拾へ協力要請−IAEA 日本が原発事故を説明=事態収拾へ協力要請−IAEA 【ベルリン時事】国際原子力機関(IAEA)と日本政府は4日夜、ウィーンのIAEA本部で福島第1原発の事故の状況を説明する緊急会合を開いた。日本からは経済産業省原子力安全・保安院や文部科学省の担当者が出席し、事故の推移やこれまでの対策、環境モニタリングの状況などを報告した。 会合後に記者会見した原子力安全・保安院の中村幸一郎審議官によると、日本側は「国内はもとより、世界的な英知を結集して深刻な事態を乗り切りたい」と述べ、各国に協力を要請した。また、「事故原因と対策を検証し、透明性高く情報を提供する」と約束した。 中村審議官は会見で、復旧作業は「高い放射線量やがれき、余震など難しい状況下で行われており、時間がかかっている」と説明し、理解を求めるとともに、短期的対策と中長期的対策を並行して