株式会社富士通研究所(注1)(以下、富士通研究所)は、PCなどに内蔵されたハードディスクドライブ(以下、HDD)の抜き取りによる情報漏えい対策として、抜き取ったHDDを不正なPCに接続しようとした場合に、接続したPCの認証を行い、HDD内のデータの消去(注2)やアクセスの制限を行う技術を世界で初めて開発しました。これにより、PCからHDDを抜き取られた場合の情報漏えいの危険性を、大幅に軽減することが可能になります。 本技術の詳細は、2009年10月26日(月曜日)~28日(水曜日)、富山県富山市で開催される「コンピュータセキュリティシンポジウム2009」で発表いたします。 開発の背景 個人情報や機密情報の漏えい防止への取り組みは、企業の喫緊の課題となっています。なかでも、PCやUSBメモリなどの記憶媒体の盗難・紛失による情報漏えいは、モバイル環境で業務を行う企業において問題となっています。