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ブックマーク / x51.org (10)

  • X51.ORG : 九千冊の本を暗記する男 ― サヴァン症候群とは

    【Guardian/MSNBC/etc】サヴァン ― 賢者、知識人、或いは天才といった知的な意味を持つこの言葉が、奇妙な症候群の名として、初めて報告されたのは1887年のことである。命名者のJ.ランドン・ダウン博士は、その報告の中で、かの膨大な「ローマ帝国衰亡史(エドワード・ギボン)」を一字一句違わずに諳んじ、更には全く逆から読んで見せる常軌を逸した記憶力を持つ男の話を、驚きと共に記している。そしてダウン博士は、これらの人々 ― 特に子供に多い事を博士は指摘している ― が、ある部分において常人には及びがたい才能を発揮しながら、一方で、共通して何らかの精神的、知的障害を抱えていたことから、こうした特徴を持つ希有な人々を、「イディオ・サヴァン(=白痴の天才)」と呼んだのである。そして現在でも、一般に「サヴァン※」と呼ばれる人々は、自閉症や、発達遅延といった何らかの障害を抱えているにも関わらず

  • X51.ORG : 両性具有 - 半陰陽、あるいは第三の性

    【ISNA/etc】リン・エドワード・ハリスという俳優をご存知だろうか。彼は人生のある時を女性として、またある時を男性として生きてきた。彼は決して女装趣味の倒錯者でも、トランスセクシュアル(性転換者)でもなければ、むろん変質者でもない。彼は人生のその時々に応じて、舞台で誰かを演じるように、その都度自身の性別を「仮定」し続け、両性の間を揺らぎ続けてきたのである。若い頃、ハリスは母親の反対を振り切って地元の美人コンテストに出場し、トロフィーを手にしたこともある。「自分が"女の子として"達成したことは、今でも自分の誇りです。」(写真は19世紀の半陰陽者として知られたボビー・コーク) あるときは彼に歩みより、その性別を尋ねた男に、罵倒を浴びせたこともある。「大馬鹿野郎、と言い放って、私はその場を立ち去りました。」そう語るハリスは、男でもなければ、女でもない。ハリスにはペニスがあり、そしてヴァギナが

  • X51.ORG : 未来を検知するブラック・ボックス - 時間は逆行するか

    【Rednova】英国はエジンバラ大学の倉庫に小さな黒い箱が置かれている。箱は、およそタバコ二箱を重ねた程度の大きさで、無愛想な黒い鉄製の外装に包まれている。そして中にはどこにでもある計算機と変わらないマイクロチップが収められ、その機能はただ毎日、絶え間なくランダムに数字を吐き出し続けることのみである。しかしある科学者は言う。「この箱は信じがたい力を持っているんです。未来に世界で起こる出来事を次々と"検知"するんです。」この箱が初めて話題に上ったのは、あの忘れ難い9.11事件の時である。箱はちょうど二機の飛行機がWTCに突入する4時間前、それまでにない大きな反応を示したのだ。 しかしその時、まだこの箱が示した結果を誰も信じることはなかった。単なる偶然に過ぎないとして、やがて忘れ去られた。それは彼ら科学者にとって当然の態度である。しかし更に驚くべきことが起こったのは昨年、12月のことである。

  • X51.ORG : 心臓移植で転移する人格 - 記憶は細胞に宿るか

    【DailyStar/etc】「サッカー、バスケットボールが大好きなんです。声をかけられたら、いつだって参加してますね。それにメキシコ料理も今では私の大のお気に入りなんです。」そう語るのはハイメ・シャーマン(28)である。彼女は以前、運動することを嫌い、またメキシコ料理は何よりも苦手だった。彼女の好みはもっぱらイタリア料理 - 特にパスタが大好きだった。しかし三年前、心臓移植の手術を受けて以来、彼女の趣味嗜好は一変した。現在、アリゾナ州立大学の心理学科で学ぶ彼女は、心臓移植後に体験した自身の大きな変化に戸惑ったが、ある日、それが彼女だけの症状でないことを聞かされた。 医師の話によれば、彼女と同じように心臓移植を受けた人物が、手術以降、彼女のように大きな趣味嗜好の変化を体験したという。そして驚くべきことに、その新たな趣味嗜好は、彼に心臓を託してこの世を去った提供者(ドナー)のそれとピタリと一

  • X51.ORG : 四肢切断を熱望する人々 - 身体完全同一性障害とは

    【NYTIMES/etc】数年前のある日、米ニューヨーク、コロンビア大学の精神医マイケル・ファースト氏のもとに、片足の男が自分で車を運転してやってきた。当初ファースト医師は、男の行動を大したものだと感心したという。"自らのハンディを克服して、片足で自立的に生活しているのだろう"、そう考えたのである。しかしそんな博士の思惑は直後に翻されることになる。男は、その足を事故などで失ったのではなく、自ら望んで切り落としたと医師に告白したのである。そして男は続けた。"もう片方の足も全く健康で問題はないんですが、どうしても切り落としたくて・・・"。 その後、ファースト医師はこの男性の心理状況について調べはじめ、やがてある障害に行き当たった。それは現在、身体完全同一性障害 - B.I.I.D(Body Integrity Identity Disorder)と呼ばれる、健康な人間が四肢切断を望むという全く

  • X51.ORG : ピアノマン - 偽ゲイポルノ男優説が浮上

    【BBC/etc】先月はじめ、英国の海岸で正体不明の天才ピアニスト(写真)が保護されたとして話題になっているとのこと。事の発端は先月7日、びしょ濡れのスーツにネクタイという姿で英国の海岸を彷徨い歩いていた20〜30代の男が保護されたことにはじまる。保護した社会福祉士のマイケル・キャンプ氏は男性から名前や身元などを聞き出そうとしたが、男は一言も喋ろうとしなかった。そこでキャンプ氏はとりあえず男を病院に連れ、筆談しようと紙とペンを渡したところ、男は何も言わず、ただ黙ってピアノの絵をそこに描いたという(写真下)。 【最終更新記事はこちら 08/22 13:00】 そして病院のスタッフらが男を病院のチャペルへ連れて行くと、それまで挙動不審だった男はそこであたかも"息を吹き返すようにして"、ものすごい勢いでピアノを弾き出したのである。 「チャペルにあるピアノのところへ連れて行ったんですが、まさに驚異

  • X51.ORG : 中国沿岸部に謎の巨大生物の死骸が漂着

    【青島新网】今月20日頃、中国を襲った台風、"海棠"が通過した後、中国東部の浙江省寧波北侖区の海岸に「怪物」の死骸が打ち上げられ、話題を呼んでいるとのこと。第一発見者の劉氏によれば、台風が過ぎ去った20日早朝、防波堤の上に奇怪な物体が横たわっているのを発見したという。「家の側の防波堤に横たわっていたんです。10年も漁師をやっていますが、こんなものは見たことがありませんね。」またこれまで幾人かの海洋生物の専門家らが調査に当たったものの、生物の正体は依然として判明していない。 これまでに伝えられた情報によれば、生物の死骸は体長凡そ12m、重さ2トンに及ぶ巨大なもので、身体は黒く、胴から首にかけて細まるような三角型の姿をしているという。また胴の幅は凡そ3、4m、口の長さは1m程で、尾部は酷く損傷しており、運ばれてくる過程でおそらくほとんど欠損したものと見られる。また胴の肉は黄色く、全身を細い毛の

  • X51.ORG : 盲目の天才ゲーム少年 米

    USATODAY】米ネブラスカ州リンカーンに暮らすブライス・メレン君(17歳)は、ビデオゲームの達人である。例えば"モータル・コンバット"といったゲームに熱中し、ゲームセンターを訪れては軽々と敵のプレイヤーを打ち倒す。ちょうど同じ年頃の少年達に多い、熱心なゲーマーなのである。しかし、彼はある一点において、他のゲーム好きの少年達とは、大きく異なっている。彼は、生まれながらにして盲目なのである。「自分がスーパー・プロフェッショナルだとは思いません。もちろん負けることだってありますから。」 メレン君はにこやかに笑い、謙遜してそう語る。しかし彼にとって、ゲームのコントローラーは今や身体の一部のような存在なのだという。 例えばメレン君が"ソウル・キャリバー2"をプレイするならば、彼の"分身"とも言うべきキャラクターは画面の中の敵キャラクターを無慈悲なまでに、正確に切り裂いていく。そして笑って言うの

  • X51.ORG : Google Earthで古代ローマの新遺跡を発見 伊

    【Nature】イタリアにて、プログラマーがネット上でGoogle MapGoogle Earthのサービスを使っている最中に、古代ローマの新遺跡を発見したとのこと。発見者のルカ・モリ氏は、最初同サービスでパルマからほど近い自宅のソルボロ周辺地域を眺めていたところ、全長500m以上の巨大な楕円形の影を発見。それは曲がりくねった古代の川の跡だった。そうした古い水流跡は、その周辺地盤よりも、空気中からより多くの水分を吸収するために目に見える痕跡が残るという。 更にモリ氏は、その側にある長方形の影に目を奪われた。そして画像を分析していくうち、それが地面に埋没した人工物であることを確信、最終的に住居の中庭であることを突き止めたのである。 その後、モリ氏はパルマ考古学博物館の専門家や考古学者らに連絡を取り、それが遺跡であることが実際に確認されたと自身のブログ"QuelliDellaBassa"に記

  • X51.ORG : 「トリノの聖骸布」の製作方法をついに解明か

    【ABCNEWS】この度、米国の男性が、かつてイエスの遺骸を包んだとされる聖遺物「トリノの聖骸布」の製作方法をついに解明したと発表し、議論を呼んでいる。米アイダホ州の高校教師、ネイサン・ウィルソン氏は元来、決して科学の専門家ではない。しかしウィルソン氏は、現代の科学をもってしても再現不可能であるとさえ言われてきたトリノの聖骸布と同等の物を、極めて簡単な方法で作ることに成功、その全貌を明らかにしたという。ウィルソン氏が主張する方法とは、極めてシンプルなものである。 それはまず、ガラス板にペイントを施し(例えば聖骸布の場合ならば、浮かび上がったキリストの姿の通りに)、それをリネン布の上に乗せた状態で、日光に晒して数日間放置する。そして数日後にガラスを取り除くと、ペイントされていない部分は日に焼けて明るくなり、逆にペイントによって日光をさえぎられていた部分は元の布の色が残されるため、それは丁度写

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