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2011と*批評・評論に関するhigh-dのブックマーク (5)

  • せめて、もっと人殺しの顔をしろ - 未来の蛮族

    TVでは、芸能人が我々に呼びかけている。「デマに騙されないようにしよう」ずいぶんと難しいことを言ってくれる、とおれは思う。デマに騙されようと思って騙される人間はいない。みな、正しいことをするつもりで間違えるのだ。 芸能人たちはこんなことも言っていた。「被災者の気持ちになって考えよう」確かにこれは大事なことだ。けれど、難しい。とりわけおれのような人間にとっては。おれは頭が悪いから、福島の原発について、土地を奪われた人間の気持ちをほんとうには想像することはできない。ただ、自分に置き換えて考えてみることしかできない。 もしも、自分の住む街に原子力発電所があったらどうだろう? 自分の故郷が、放射性物質に汚染されてしまって、二度と帰ることできなくなってしまったらどうだろう? しかも、その原子力発電所は遠く離れた東京に電気を供給するための施設なのだ。なぜ、自分たちだけが、東京の犠牲にならなければならな

    せめて、もっと人殺しの顔をしろ - 未来の蛮族
  • The Dodos - No Color | Monchicon!

    No Color, More Life サンフランシスコのギター&ドラム・デュオThe Dodosの4枚目。相変わらずジャケが地味(しかもタイトルが「色なし」って、さらに拍車をかけているような・・・)。そんな地味さを補おうとしたのか、前作『Time To Die』ではヴィブラフォン奏者を入れてトリオ編成になるも、何故かあっけなくデュオに戻っている(・・・と思ったら最近のライヴ映像ではサポートとしてサイド・ギターが加入?・・・で、調べてみたら何とこれがWomenのChris Riemerとのこと![via forgotten hall])。でも、そういったある種の試行錯誤を経て、迷いが吹っ切れたかのように実にノビノビとしつつもキビキビとした雰囲気が漂ってるのが作のいいところ。

  • 震災後の仙台を歩く - 深町秋生の序二段日記

    仙台のワッシュ君(id:washburn1975)に会ってきた。 「高速道路も通ったし、ガスコンロか灯油を持ってこうか?」と言ったら、「電気も水道も復旧したし、うちは灯油を使ってないんですけど、とりあえず映画秘宝読みたいです」 という答えが返ってきたので、今月の秘宝やマンガを持って仙台に行ってきた。 仙台空港近くを通る仙台東部道路を通った。仙台平野の沿岸部を走る高速道路だが、巨大津波がこの道路にまで届いたらしく、道路周辺の田んぼや家は泥と瓦礫と化していた。東部道路自体も、あちこちに凸凹ができている。 ワッシュ君が「あの道路周辺はこの世の地獄です」と言ったが、当に地獄だった。田んぼにはひっくり返った車や漁船、ねじれた自販機が転がり、油にまみれた粘つく泥が瓦礫と一緒にすべてを埋めつくしていた。 名取インターチェンジ周辺は瓦礫と泥の山に埋もれていた。それでもETCを出ると「割引1000円」とい

    震災後の仙台を歩く - 深町秋生の序二段日記
  • 「フクシマ以降」の時代 - Chikirinの日記

    多くの人がいうように、日の社会は3月11日を境にそれ以前とは異なるものになるでしょう。どのような点で変わると思うのか、ちきりんの意見をまとめておきます。 1.ジャパンブランドの深刻な毀損 311の前、日は世界が憧れる国でした。綺麗な空気、清潔な街、多彩で一流のグルメ、安心で安全な国、ポップでユニークな文化・・・海外旅行をする余裕のできた多くのアジア人が日を訪れ始めていたし、日は世界で大ブームになっていました。 この“日ブランド”の価値は今回の原発事故で(地震でも津波でもなく原発事故により)深く傷つきました。今や「中国産野菜や中国産ウナギ、中国の牛乳は日の野菜や魚介類、牛乳より安全だ」と思う人もいます。 それが事実かどうかは問題ではありません。ブランドの価値は高まる時も減じられる時も風評により変化するのです。ハウステンボスを経営するHIS会長の澤田秀雄会長は、「地震以来2週間、

    「フクシマ以降」の時代 - Chikirinの日記
  • Fleet FoxesニューAL『Helplessness Blues』は大いなる「無力感」の肯定だった (宮嵜広司の「明るい洋楽」)-rockinon.com|https://rockinon.com/blog/miyazaki/49486

    Fleet Foxes『Helplessness Blues』を聴いた。結論から言ってしまえばこのアルバムは、2011年、大いなる無力感が漂うこの時代に、若き世代によって鳴らされた、その無力感そのものの大いなる肯定だった。 ここには、わずか3年前、アコースティック・ギターとコーラスによる素朴なスタイルがそれだけで強烈なアンチテーゼであることによってわれわれをのけぞらせたファースト・アルバムの姿はなかった。サウンドのエレメンツは万華鏡にきらめく光のように無数となり、音のレイヤーは幾重にも折り重なり、曲そのもののドラマ性もダイナミックな移動を繰り返す、どの曲もビッグ・ソングとして屹立するアルバムへと飛翔していた。 それは、冒頭でロビン・ペックノールドが歌い始めるように、「気が付けば僕も、父や母が子供を持つようになった年よりも年上になった」という、自然な成長が促した結果ではあるだろう。彼らは、若

    Fleet FoxesニューAL『Helplessness Blues』は大いなる「無力感」の肯定だった (宮嵜広司の「明るい洋楽」)-rockinon.com|https://rockinon.com/blog/miyazaki/49486
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