京都府京都市右京区嵯峨の古墳 ■大覚寺古墳群 京都市右京区の大覚寺南東台地上、北嵯峨高校周辺に分布する4基からなる古墳群です。3号墳(南天塚古墳)は北嵯峨高校グラウンドの地下に埋められてしまいました。雨が降ると、古墳の形が浮かび上がるそうです。 ◆1号墳(円山古墳) 京都市右京区嵯峨大覚寺門前登リ町、北嵯峨高校の北隣にあり、円山陵墓参考地として、宮内庁が管理しています。周濠をめぐらした径50mの大型円墳で、京都でも有数の大型横穴式石室が完存しています。全長15.5m、玄室長5.5m、幅3.2m、高さ4.2m、羨道長10m、幅2m、高さ2.2mの両袖式で、奥壁は巨石を上下二段に積み、側壁も巨石をやや持ち送って高い空間を創り出しています。玄室には大型の家形石棺二基が破壊されて残っていました。石室の見学は当然できませんが、羨道入口の天井石が墳丘南側に露出しています。
本棚の隅に東京書籍発行の『日本史図説』があり、その中に「平城京全景復元模型」の写真が載っていて、薬師寺の周辺を確認したが、やはり参道は配置されていなかった。本当に無かったのか。梅原猛が法隆寺の中門の中央に柱が立つ特異な伽藍構造に注目して、聖徳太子の怨霊を封じ込める設計意図を問題提起したのに匹敵する大きな謎の発見ではないかと一人で興奮していたが、薬師寺以外の南都七大寺の他の寺にも参道の設計配置がない。例えば、興福寺も、南大門から真っすぐに南下すると猿沢池に池ポチャになってしまう。池の南側から南大門と中金堂を直望し、右の五重塔と左の西金堂を視界両脇に入れるという景観は悪くないと思われるが、南大門に向かうには猿沢池を迂回しなくてはならず、アプローチが直線ではなく弧になってしまう。猿沢池の南側には元興寺が隣接している。直進の参道が十分に配慮されているのは、東大寺と、そして恐らく西大寺だけだ。 平城
セレクションギャラリー マンガ古今東西 「コミックマーケットの源流 -1960~70年代マンガ同人誌の世界-」展 近年、世界的に高く評価されている日本のマンガは、その多様性を大きな特徴としています。常に新たな才能を生み出し、その表現の幅を広げつづける日本マンガは、実は、大手出版社だけでなく、もっと小規模な会社や個人による出版物によっても支えられてきました。近年では、「同人誌」と呼ばれる個人出版物を通じて大ヒット作品が生まれることも珍しくありません。中でも、年2回東京で開催される「コミックマーケット(コミケット、コミケ)」には、毎回3万人以上の作家が集まり、多種多様なマンガ同人誌が発表されています。 この展覧会では、さきごろ新書「コミックマーケット創世記」を上梓された、コミックマーケット初代代表・霜月たかなか氏のコレクションから、コミケが生まれた頃、1960~70年代のマンガ同人誌を多数紹介
原文(『徒然草(二)全訳注』.p46) 仁和(にんわ)寺に、ある法師(ほふし)、年寄るまで、石清水を拝(をが)まざりければ、心うく覚えて、ある時思ひ立ちて、ただひとり、徒歩(かち)よりまうでけり。極楽寺・高良(かうら)などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり。 さて、かたへの人にあひて、「年ごろ思ひつること、果し侍りぬ。聞きしにも過ぎて、尊くこそおはしけれ。そも、参りたる人ごとに山へ登りしは、何事かありけん、ゆかしかりしかど、神へ参るこそ本意(ほい)なれと思ひて、山までは見ず」とぞ言ひける。 すこしのことにも、先達(せんだち)はあらまほしき事なり。 仁和寺(にんなじ)のある法師が、年をとるまで石清水を拝んだことがなかったので、それを残念に思って、ある時、思い立って、ただひとり、徒歩で参詣した。ところが彼は、極楽寺や高良(こうら)社などを拝んで、これで願いがかなったと思い込んで帰ってし
京セラ、オムロン、ローム、日本電産。先端産業のコアパーツとなる電子 部品メーカー大手では京セラがトップ、二番手以降にも京都企業がなと連 ねる。他にも任天堂やワコールなどユニークな高収益企業が多い。なぜ、 京都企業には独特な強さがあるのだろうか。 京都企業をヒト,モノ、カネ、情報で見ていくとその強さの秘密が見えて くる。強いのはヒト、情報そしてカネの三つだ。まずヒトについては、二 つの要因が考えられる。一つは伝統工芸の職人や技術者が多くいたこと、 もう一つは大学生が多いことだ。 工芸職人の技術が役立ったケースとしてもっとも有名なのが、清水焼の土 の配合技術を活用した京セラ。他にも島津製作所や堀場製作所などが京仏 壇の技術の恩恵を受けている(具体的には薄膜やメッキなどの微細な表面 処理技術に仏壇の加工技術が活かされている)。ビジネスになるアイデア を思いつくことができれば、実用化するための技術
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