友がみなわれよりえらく見ゆる日よ 石川啄木(いしかわぶたぼく)は歌人で、そのペンネームから察するところ金沢付近に住んでいて「養豚業」と「山林業」のような仕事をしながら短歌を作っていたと思われる。 有名な歌に 友がみなわれよりえらく見ゆる日よ 花を買い来て 妻としたしむ というのがある。 この意味だが前半「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ」の部分はそのままで問題ない。 「花を買い来て妻としたしむ」これが問題である。 当時の言葉でいう「花」とは「テーブルチャージ」みたいなもので、「花をつける」とか「花を買う」とかいうのは芸者遊びに金を払うことである。 実は豚木は生活苦のため妻を芸者に出しているのである。 だから「友がみなわれよりえらく見ゆる日」に「妻としたしむ」ために妻である「芸者」の「花代」を払わなければならなかった。 つまり自分の妻と「やる」ために「花代」を払わなければならないという