WA2が終わった(感想としてはただただ爆笑しうんざりした。嫌いになったわけではないがうんざりした)のでWAをはじめました。PS3版。 高校の小論文でもなし、安易な比較論は宜しくないが、WA2はキャラクタを囲い込むように・逃げ場の無いように周到に描き出すため彼らも私も展開に追い込まれ疲労する。WA"2"とはいうもののむしろ『君望』後の作品の感はあって、ひたすらにしつこい。対してWAは細やかに多面的にそっと言及しその先を指し示すのでこちらは適度に想像を巡らせればよい。結果としてキャラクタが立ち上がる。どちらが善いということはなく、ただ各々に手法であるだけで、今の私はWAの慎ましさを好む。 それはそれとして、どいつもこいつも揃ってスノッブ野郎なのでウケる。特に緒方英二なんか、冬弥の衣服のテイラーはどこだとか訊ねてくるくだりは勘違いした才人らしさ全開ではないか。影響されてエントリの文体まで気取った