さる5月7日に『タイタニック』(1997年)が『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で放送され、「前編」として主人公のジャック(レオナルド・ディカプリオ)とローズ(ケイト・ウィンスレット)の微笑ましい恋愛模様が描かれた。望まぬ結婚のせいで完全に目が死んでいたローズと、自由奔放な青年ジャック。ローズはジャックと触れ合ううちに、本当の自分と向き合う。そして婚約破棄を決意して、追手をかわしてタイタニック号の中を走り回るのだった……。この前半部分の高揚感は何十年経っても色あせない。そして5月14日には「後編」の放送が控えている。ここで何が起きるかというと、ご存じの通りタイタニックが沈んで、ジャックとローズが大変な目に遭う。しかも単に船が沈むだけではない。後にレオナルド・ディカプリオが「男にしてもらった」と振り返る過酷な撮影を経て形となった、映画史上に残る大スペクタクルが炸裂するのだ。本作は恋愛映画で