「この国には何でもある。ただ希望だけがない」と村上龍が看破したのは1998年のことだ(※1)。明治維新から太平洋戦争開戦までの時代、日本は欧州の列強諸国を追いかけていた。敗戦からバブルまでの時代、日本はアメリカの繁栄を追従していた。日本人にとって、欧米諸国は目指すべき「未来」であり「希望」だった。ところが80年代に日本経済は絶頂を極め、目標地点を通り越してしまった。「希望」にすべき対象を失った。 そしてバブルが崩壊し、現在、世界でも例を見ない少子高齢化社会へと突き進んでいる。日本の未来を占うような「実例」が、いまの地球上には存在しない。こうして「何でもあるが希望だけがない」という社会が完成した。日本人は、自分たちの力で「未来像」を作らなければいけないのだ。 ところが今の日本の「えらい人」には、それができない。 なぜ日本の伝統的メーカーは「エラい人のキーワードでモノつくる構造」を早くやめられ
「夢も希望もない?」 「ないですよ。しょぼーんという感じ」 「餃子を食うといいよ」 「餃子ですか?」 「作ろうか?」 「簡単に作れるもんですか?」 「じゃ、最終餃子」 材料 豚ひき肉 120g ネギ 1本 市販の餃子の皮 20枚くらい 塩とコショウ 「これだけ?」 「これだけ」 1 塩コショウを入れてよく練る 豚ひき肉をボールに入れ、塩小さじ1/2、コショウ適当(ちょっと多めくらい)。これを竹べらでよく練る。 あわてず、竹べらで潰すように練っていく。粘りが出て、脂身の白いところが均質になるくらいまで気長に練る。 2 ネギのみじん切りを作る ネギのみじん切りはいろいろな方法があるけど、断面が十字になるように包丁を入れて、端からざくざくと切っていくといい。 「あまりみじん切りって感じじゃないような」 「別にかまわないよ。むずかしかったらスライサーでもいいよ」 3 みじん切りのネギと練った豚ひき
今日の読みたい本・おすすめ版。 1日5冊紹介(当分)。 帝国陸軍 見果てぬ「防共回廊」 作者: 関岡英之出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2010/03/16メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 30回この商品を含むブログ (16件) を見る★『帝国陸軍見果てぬ「防共回廊」−機密公電が明かす、戦前日本のユーラシア戦略−』(関岡英之/祥伝社/1785円)【→amazon】 「防共回廊」とは、旧帝国陸軍が極秘で推進していた世界戦略。満州、モンゴル、ウィグルの独立運動を支援することで「反共・親日国家群」をユーラシア大陸に林立させ、ソ連共産主義勢力の南下を遮断、東アジアの赤化を阻止して日本の國體の安寧を図るという壮大な計画だった。日本の敗戦により頓挫するが、本書はこの構想に関わった林銑十郎大将(元首相)、板垣征四郎大将らの軍人や、歴史に埋もれた外交官、諜報員、現地関係者などの事跡を発掘し、
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