ウクライナの準軍事組織「アゾフ大隊」は18日、アゾフスターリ製鉄所内の様子だとする映像を公開した。女性や子供が生活する様子が映っている=ウクライナ南東部マリウポリで、ロイター(アゾフ大隊が公開した映像より) ロシア軍は19日、ウクライナ南東部の要衝マリウポリの完全制圧を目指し、ウクライナの戦闘員が抗戦を続けるアゾフスターリ製鉄所に大規模攻撃をかけた模様だ。ウクライナ紙ウクラインスカ・プラウダによると、立てこもっているウクライナ民族主義者の準軍事組織「アゾフ大隊」の副隊長は「製鉄所が爆撃され、ほぼ完全に破壊された」と語った。 副隊長によると、製鉄所の至る所に爆弾が落とされ、多くの人ががれきの下敷きになっているという。製鉄所の地下施設には子供を含む市民ら約1000人も避難しているとされる。