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ブックマーク / econ101.jp (8)

  • マーク・ソーマ 「働きすぎのアメリカ人」(2007年7月15日)

    GDPが一国の厚生を測る指標として不完全である理由――それゆえ、国別比較の指標として使うには適当じゃないかもしれない理由――はたくさんあるが、余暇の価値が考慮されていないというのもそのうちの一つだ。エズラ・クライン(Ezra Klein)が次のように指摘している。 “Land of the overworked and tired” by Ezra Klein, Commentary, LA Times: ・・・(略)・・・アメリカ経済政策研究センター(CEPR)に所属するレベッカ・レイ(Rebecca Ray)&ジョン・シュミット(John Schmitt)の二人がまとめている報告書によると、・・・(略)・・・「アメリカは、・・・(略)・・・先進国の中で、有給休暇の付与が法律で義務付けられていない唯一の国」とのこと。「唯一」というところに注目だ。「アメリカを除くと、どの先進国でも有給休暇

    マーク・ソーマ 「働きすぎのアメリカ人」(2007年7月15日)
    hihi01
    hihi01 2023/05/05
    ゆとり教育で失敗が、明らかになった時点でなぜゆとり業務、働き方改革が亡国への道だと気づかなかったのでしょうか。
  • ノア・スミス「輸入は GDP から差し引かれないよ」(2022年4月29日)

    [Noah Smith, “Imports do not subtract from GDP,” Noahpinion, April 29, 2022] 経済ジャーナリズムでいちばんありがちなまちがい 今朝,『ニューヨークタイムズ』を読んでたら,こんな話が目にとまった――2022年の第1四半期にアメリカの GDP が減少したのは,輸入が増えたせいなんだって: 他方で,ますます膨れ上がった貿易赤字によって,第1四半期に GDP 成長が3パーセントポイント以上も下がった.国外で生産されているので,輸入は国内総生産 (GDP) から差し引かれる.そして,アメリカの消費者たちが支出をしつづけるなか,この数ヶ月で,輸入は急増している.だが,GDP に加算される輸出は伸び悩んでいる.ひとつには,海外での経済成長が低調なためだ.(太字強調はノア・スミスによるもの) 太字にした箇所は,正しくない.というか

    ノア・スミス「輸入は GDP から差し引かれないよ」(2022年4月29日)
    hihi01
    hihi01 2022/05/02
    では、米国のマイナス成長の理由は何だったのでしょう?米国の輸出に付加価値が少ない?ハイテク輸出であり、資源輸出国の米国でそれはありえませんよね?
  • アレックス・タバロック「1918年-1919年のパンデミックで有効だったのは?」(2020年3月7日)

    [Alex Tabarrok, “What Worked in 1918-1919?” Marginal Revolution, March 7, 2020] 1918年のインフルエンザパンデミックは,人類を苛んだ史上最大の感染拡大だった.死者数は世界でおよそ 4,000万人にのぼった.これには,合衆国での死者 55万人も含まれる.現代のパンデミックに対して,公衆衛生対応策と並行して公衆衛生の便益を最大化しつつパンデミックが社会にもたらす混乱の影響を最小限にとどめようとの対応を計画するにあたって,1918年~1919年のパンデミックから得られる教訓は適用できるだろうか? これが,Markel et al. の 2007年論文が立てた問いだ.同論文では,1918年~1919年にインフルエンザを鎮めるべく合衆国の43都市(当時の合衆国人口の約 20% におよぶ)でなされた対応とさまざまな結果に

    アレックス・タバロック「1918年-1919年のパンデミックで有効だったのは?」(2020年3月7日)
    hihi01
    hihi01 2020/03/10
    大変興味深い。防疫も経済学なのか?
  • オリビエ・ブランシャール&ローレンス・サマーズ「経済学の進化か革命か」

    Olivier Blanchard, Lawrence H. Summers “Evolution or revolution: An afterword” VOXEU, 13 May 2019 大恐慌と1970年代の大インフレによって生まれたマクロ経済学思想の変化は,過去10年の出来事を受けて起きたものよりもずっと劇的なものだ。稿では,低い中立金利,安定化の主要手段としての財政政策の再浮上,インフレ目標到達の困難,低金利環境による金融への影響の組み合わせが,私たちのマクロ経済学理解や最良の結果をどのように達成するかについての政策判断に大きな変化をもたらすことで,この〔過去の経済学思想の変化の大きさと現在のそれとの間の〕格差が今後数年で縮まるだろうことを論じる。 MIT出版局は先週,1年半前に私たちがピーターソン研究所の会議で発表した論文や行った議論をまとめたを刊行した。このには「進

    オリビエ・ブランシャール&ローレンス・サマーズ「経済学の進化か革命か」
    hihi01
    hihi01 2019/05/28
    従来の経済政策、金融政策を総動員してもインフレにはならないのはなぜなのか?現在の経済学では説明できない?
  • アレックス・タバロック「ジョン・ナッシュよ、安らかに」

    Alex Tabarrok “John Nash, RIP” (Marginal Revolution, May 24, 2015) ジョン・ナッシュとそのが昨日交通事故で亡くなった。 CNN:1994年にノーベル経済学賞を受賞したナッシュは、ゲーム理論における業績とともに、私生活における妄想型統合失調症との闘いによって知られている。彼の人生談はラッセル・クロウとジェニファー・コネリーがナッシュ夫として主演した2001年のオスカー賞受賞映画「ビューティフルマインド」に着想を与えた。 ナッシュの27ページの論文は最終的に彼にノーベル経済学賞をもたらした。ナッシュの論文は、フォン・ノイマンとモルゲンシュテルンの協力的で交渉型解決のゲーム理論を、各プレーヤーが自己利益のために行動すると仮定した非協力的解決に拡張し、それによってこの理論を経済学、ビジネス、政治学、さらには動物行動と進化の理論に

    アレックス・タバロック「ジョン・ナッシュよ、安らかに」
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    hihi01 2015/05/25
    なるほど。
  • ポール・クルーグマン「とにかくいま増税しちゃだめよ,日本さん」

    Paul Krugman, “Don’t Raise Taxes Just Yet, Japan,” Krugman & Co., November 14, 2014. [“Japan on the Brink,” The Conscience of a Liberal, November 4, 2014.] とにかくいま増税しちゃだめよ,日さん by ポール・クルーグマン Ko Sasaki/The New York Times Syndicate 現実の政策をめぐって1国をあげて論争になるとき――アメリカではそういう論争は起きていない.なにしろ,アメリカの右派は自分が「知ってる」ことがすべてで,証拠に目を向けることも間違いを認めることもないからだ――その意志決定は,中身の重要度を上回る意義をもつ.より広くその国が向かう方向をそうした政策が象徴しているからだ. さて,日では再度の消費

    ポール・クルーグマン「とにかくいま増税しちゃだめよ,日本さん」
    hihi01
    hihi01 2014/11/15
    “「物価は上がる,だから現金の上にあぐらをかくのは悪手だし,債務はそれほどの重荷じゃなくなるぞ」ってことを民間部門に信じさせること”
  • ポール・クルーグマン「中流階級を再定義する」

    Paul Krugman, “Redefining The Middle Class,” Krugman & Co., February 7, 2014. [“The Realities of Class Begin To Sink In,” January 27, 2014] 中流階級を再定義する by ポール・クルーグマン Victor J. Blue/The New York Times Syndicate アメリカにはおかしなことがあれこれある.その1つは,長らく見られる傾向として,自分のことを中流階級だと考えてる人たちがとてつもなく広範囲にまたがっている点だ――そして,彼らは自分を欺いている.国際的な基準にてらせば貧困者ってことになるはずの低賃金労働者たちは,中央値の半分を下回る所得でありながらも,自分たちは中の下にあたる階層だと考えている.その一方で,中央値の4倍や5倍の所得を

    ポール・クルーグマン「中流階級を再定義する」
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    hihi01 2014/02/09
    must readだ。
  • ノア・スミス「富の再分配?いいや、敬意を再分配しよう」

    Noah Smith “Redistribute wealth? No, redistribute respect.” (Noahpinion December 27, 2013) 「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」 -福澤諭吉 僕は心の中では常に共産主義革命家であり続けている。人類の間の不平等はいつも心を痛めてきたし、そうした不平等を根絶することを望む強い欲求を抱えている。アメリカ社会では、僕らは普通3つの種類の「平等」について議論する。1)「結果の平等」、これは大抵の場合は富や所得の平等を意味する。そして2)「機会の平等」と3)法の下での「権利の平等」だ。1)を典型的に支持するのは、真の共産主義者や社会主義者、そして一部のリベラルだ。2)については中道リベラル、そして3)はリバタリアンと保守主義者だ。この3種類の平等の支持者間の主張は、膨大なもので終わりも見えない。そして、僕

    ノア・スミス「富の再分配?いいや、敬意を再分配しよう」
    hihi01
    hihi01 2014/01/01
    すごいな。ま、日本も五十歩百歩だけど。
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