「夜から翌朝まで勤務し、その日の夜また勤務に入る。それを四回繰り返しなさい」-こんな勤務を命じられたら、体はどうなりますか。二月から、実際にこうした勤務が全国の郵便局に導入されようとしています。 原田浩一朗記者 「ふかやきん」で死んでしまう 日本郵政公社が各郵便局の労働者に示した勤務パターンがあります。日本最大の郵便のセンター、新東京郵便局(東京都江東区)の第一普通郵便課の労働者が目をむきました。 「深夜勤」という泊まり勤務が新しくつくられ、午後七時半から翌朝午前六時半まで、もしくは午後九時半から翌朝午前八時半までの十時間、勤務します(図1)。現場の労働者たちは、現行の深夜勤務と区別して「ふかやきん」などとよんでいます。 勤務が明ければ、その日は勤務から解放されるのが普通の夜勤システムです。ところが「深夜勤」では、明けの日の夜もまた泊まり勤務に入るのです。これを最大で四夜繰り返します。 昼