2008年4月5日のブックマーク (5件)

  • 【明日へのセーフティーネット】あなたの隣で(9) 家族 - MSN産経ニュース

    ◆施設卒業の後で…孤立 社会を構成する最小単位は「家族」だ。子供は生まれ落ちたその日から母親や父親に接することで少しずつ社会性を身につけていく。生活保護制度が国が保障する「最後のセーフティーネット」であれば、生まれたばかりの子供にとって家族は「最初のセーフティーネット」といえるかもしれない。 しかし、さまざまな理由で家族を持たない子供たちも存在する。そんな境遇にある子供たちの多くは児童養護施設で育つ。 児童福祉法に基づいて定められた児童養護施設の職員配置の最低基準は子供6人に対し職員1人。子供12人に両親がいるようなものだ。しかも、施設の職員の多くは子育て経験も少ない20、30歳代の若者だ。到底十分とはいえないこの施設でさえ、20歳までには自立して出ていかなければならない。 児童養護施設は全国で約550カ所。約3万人の子供たちが生活している。こうした子供たちが生きていくにはさまざまな困難が

    hikarix
    hikarix 2008/04/05
  • 【明日へのセーフティーネット】あなたの隣で(8)再出発 - MSN産経ニュース

    ◆最後の一線 どう守り培うか 「生活保護予備軍」といわれる若者たちがいる。ニートやフリーターと呼ばれる人々だ。 ニートは「就学、就労、職業訓練のいずれも行っていない若者」の意味。総務省などが「15〜34歳の非労働力人口のうち通学、家事を行っていない人」として集計しており、平成17年は64万人。10年前から比べると倍増している。就労による収入はほとんどない。 厚生労働省などによるフリーターの定義は「15〜34歳の男性または未婚の女性で、パートやアルバイトで働く人、またそう希望する人」。15年の217万人をピークに17年には201万人に減っているものの20年間で4倍。16年にUFJ総合研究所(当時)は正社員の生涯賃金2億1500万円に対し、フリーターは5200万円と試算している。 こうした人たちの多くは親元で生活しているため、現在は生活困窮者としてはカウントされていないが、このまま年齢を重ねて

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    hikarix 2008/04/05
  • 【明日へのセーフティーネット】あなたの隣で(7) 年金生活 - MSN産経ニュース

    ◆揺らぐ制度 増す不安感 65歳からの国民年金支給額が年55万円。兵庫県洲市に住む自営業、長谷川洋二さん(62)=仮名=の自宅に社会保険庁から送付された通知に書かれていた数字だ。 「1カ月と違いますよ。1年ですよ」。長谷川さんは半ばあきれている。長谷川さんは30代から年金を支払い始めたため支給額が低い。厚生年金をかけていた時期があるの方が多く年62万円。あわせて年117万円で暮らしていくことになりそうだ。 あと数年は自営業を続けたいと思っているが、体力的には年々厳しくなっている。洲市は平成16年秋に日列島を襲った台風23号で大きな被害を受け、長谷川さんの店も、近くの川が氾濫(はんらん)し商品棚の上まで濁流にのまれた。店や隣接する自宅も建て替えなくてはならず、かかった費用は約2500万円。思わぬローンを抱えている。 「心配でも、くよくよしているわけではない。都会と違って、ここには海や

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    hikarix 2008/04/05
  • 【明日へのセーフティーネット】あなたの隣で(6) 低賃金 - MSN産経ニュース

    ◆雇用と福祉 崩れる均衡 「そんな給料やったら生活保護受けた方がええんとちゃう」。大阪市内を走るタクシーの車内で運転手の山田篤志さん(49)=仮名=が、客からこんな「提案」を受けたのは1年ほど前のことだ。「どれくらいの稼ぎあるの」と問われた山田さんが答えた額は「250万円を超えるくらい」。実際、昨年の年収は272万円だった。 生活保護の受給は考えたこともなかったが、大阪のタクシー運転手の収入が自由化による過当競争の影響で激減し、平均では生活保護受給基準も下回っているというニュースを見て、客の言葉がよみがえってきた。 山田さんがタクシー運転手になったのは平成15年8月。2年前の13年8月、25年間勤めた電子計算機の販売代理店を退職した。役職が付く立場になってから3年連続赤字を計上し居づらくなったからだという。 当時の年収は約980万円。退職後、大阪府内の職業能力開発大学校に通い、職を求めたが

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    hikarix 2008/04/05
  • 【明日へのセーフティーネット】あなたの隣で(5) 駆け込み寺 - MSN産経ニュース

    ◆誤解・偏見多い“頼みの綱” −−現在無職で預金なし。80歳前後の両親はわずかな国民年金収入(2人で月9万)があり、親名義の家もありますが、抵当に入っています。生活保護の申請は無理でしょうか(52歳、男性) −−離婚をすることになりました。乳児を持つ母親です。育児休暇中で近く仕事復帰の予定。年金生活中の母が持ち家で独り暮らしですが金銭的に余裕がなく同居できません。短期間でも保護を受けることはできないでしょうか(34歳、女性) −−生活保護の不正受給者を知っている。ある女性は5年間、愛人として男性と同棲し、生活費も入れてもらっているのに受給し、25万着服している(30歳、女性) インターネット上の掲示板生活保護110番』に寄せられたさまざまな相談や「告発」だ。 サイトを運営するのは、生活保護の元ケースワーカーで社会福祉士の大山典宏さん(32)。当初は敷居が高い行政機関への相談の前に気軽にア

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    hikarix 2008/04/05