ピーター・ガブリエルの最新作となるアルバム『ニュー・ブラッド』が10月12日に発売となった。今作は自身のソロ時代の名曲をオーケストラ・アレンジで再解釈したセルフ・カヴァー・アルバムである。 2010年はデヴィッド・ボウイ、レディオヘッドらの楽曲をピーター・ガブリエル流に独自解釈したカヴァー・アルバム『スクラッチ・マイ・バック』をリリースしているが、今作もその流れを受けついだものだ。 「オーケストラのおかげで、元々は存在していなかった新たな次元が曲にもたらされたんだ」と語る『ニュー・ブラッド』は、レコーディングのために総勢46人のニュー・ブラッド・オーケストラを結成し、元ドゥルッティ・コラムのジョン・メトカーフが編曲を担当、ベン・フォスターの指揮のもとで制作された。 「僕の目的は、伝統的なロック・アレンジや楽器編成方の枠外で作品をつくるということ。大胆かつ革新的な姿勢で臨み、可能な部分では強