ワイヤレスマイクは、空中を飛び交う電波を使っていますので、持ち運びや操作など非常に便利ですが、反面、電波特有の混信や相互変調などが起こります。コード付マイクなら、音の入り口と伝わる部分が一目瞭然ですが、ワイヤレスマイクの場合は電波の伝わり方が見えませんので、これが理解しにくい原因になっていると考えます。 ここでは、これらの現象に際しても、あわてずに対処できるように解説します。 原因編/なぜ起きるか、できないか? 解消編/ワイヤレスを上手に使う法 コード付マイクを2本同時に使う場合、ミキサーにつなげば、音が重なって(ミキシングされて)スピーカーから出てきます。しかし、同じ周波数のワイヤレスマイクを2本同時に使おうとしても、アンテナに届く前に音(電波)をミキシングすることはできません。 ところで、電波法で許可された800MHz帯B型ワイヤレスマイクとして使用できる周波数チャンネルは3