L5帯信号にも対応、より安定した位置測位が可能に ソニーセミコンダクタソリューションズは2023年7月、IoT機器に向けたスマートセンシングプロセッサ搭載ボード「SPRESENSE(スプレッセンス)」用として、デュアルバンド測位に対応した低消費電力で高精度のGNSSアドオンボード「CXD5602PWBGNSS1W」を発売した。 CXD5602PWBGNSS1Wは、L1帯(1575.42MHz)に加え、L5帯(1176.45MHz)の信号受信にも対応した、デュアルバンド測位が可能なソニーセミコンダクタソリューションズ製GNSS受信LSI「CXD5610」を搭載している。独自の測位アルゴリズムによって、電波が届きにくい利用環境下でも高い精度で、より安定した測位が可能になるという。 L5帯信号の新方式では、GNSS衛星と受信機の距離測定に使用する信号の単位を、従来のL1帯信号に比べ10倍細かくす