高さと橋脚の美しさから多くの観光客や鉄道マニアを集め、90年以上にわたって地元住民に親しまれている余部鉄橋。この名物鉄橋が安全運行実現のためコンクリート橋に架け替えられることが決まりました。現在の鉄橋については観光資源、鉄道文化資産としての価値から保存を求める声、保存経費や落下物の危険性を理由に撤去を求める声が相半ばしています。特集ページでは、大きな転換期を迎えようとしている余部鉄橋に関する主な記事(2005年2月以降)と動画を紹介します。 余部鉄橋 1912年(明治45年)、兵庫県香美町のJR山陰線余部−鎧駅間に完成。高さ41・45メートル、長さ310・59メートルで、トレッスル式鉄橋としては日本一の規模を誇る。