日本とミャンマーとが共同で開発した人工衛星が、しばらく国際宇宙ステーション(ISS)内に留め置かれることになった。 北海道大学との共同プロジェクト その人工衛星はミャンマーにとっては初めてのものとなり、今年の2月にNASAにより打ち上げられ、現在はISS内の日本実験棟「きぼう」内で保管されてきたという。 これは日本の北海道大学とミャンマー航空宇宙工学大学とが、共同プロジェクトで開発した人工衛星だ。 50kgある2つのマイクロ衛星で、農業や漁業をモニターするためにカメラが備えられているそうだ。 「軍事には関与しない」 しかし日本の人権団体や当局は、この人工衛星がクーデターを起こしたミャンマーの軍事政権によって、軍事利用されることを懸念。 先日、北海道大学とJAXAが議論を行った結果、この衛星を射出して軌道上に配置することなく、ISS内で保管し続けることを決定したという。 北海道大学の関係者は
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