全員協議会 全員協議会は、法的な根拠のない事実上の会議である。町村議会においては、その必要性から議会が開かれている会期中はもちろんのこと、閉会中においても相当程度開かれている。全国町村議会議長会の調査でも一町村議会当たり年8.5日を数えている (平成14 年7 月1 日)。 全員協議会の性格 全員協議会は、法的な裏付けのある町村長の招集行為による会議ではなく、通常、次のような場合に議長の招集で開かれる会議である。 (1)本会議関連の協議会 本会議の審議の過程で、必要に応じて、議長が休憩を宣して、話し合いをする場合である。それには、議員相互の意見を調整する場合と、執行機関と議会側の意見の調整を図る場合、そして、この両者をあわせたような場合がある。いずれにしても議事を円滑に進めるために開かれるものである。したがって、この協議会で話し合いがついて、本会議が再開されると、議事はきわめて順調に進めら