大阪市教委が、2002年度の完全学校週5日制の実施に伴い、市立小中学校で廃止されていた土曜授業を復活し、今月17日から市立小5校で導入することがわかった。 学力向上が狙いで来年度の全校実施を目指す。日曜実施も可能としたり、教科だけでなく体力向上や防災教育などにも活用できるようにしたりと、各校の独自色を促す方針だ。 5校は、平野南小(平野区)、福島小(福島区)、鶴橋小(生野区)、日吉小(西区)、港晴(こうせい)小(港区)。土曜授業は、昨年11月の市長選で当選した橋下徹市長が学力向上の強化策として公約に掲げていた。市立小中全429校での来年度実施を目指しており、今年度は校長の意向に沿い、一部で前倒しを認め、今後も希望校があれば実施する。 市教委の実施指針によると、土曜授業は地域や保護者への公開を前提とし、〈1〉学力向上を図る〈2〉保護者や地域の人材を講師に招く〈3〉防災教育〈4〉体力向上や文化