北陸新幹線開業を2年後に控え、富山県は27日、開業に向けた取り組みを石井知事が県民に直接説明する初の「新幹線ミーティング」を富山市内で開いた。 最上級のグランクラスで2万110円となる新幹線料金を示し、1日6往復就航する全日空の富山―羽田便については現状維持が困難とした。 富山市や立山町などから200人が参加。石井知事が新幹線整備の予定や開業後にJR西日本から経営分離される並行在来線の経営安定化策などを説明した。 東京までの所用時間は約1時間短縮され2時間7分、年間輸送力は現行の約600万席から3倍超の約1900万席で、観光やビジネスの好機になると強調した。新幹線料金は普通車指定席で1万110円、グリーン車で1万5110円で、全日空便の普通席2万2070円(平常時)と比較し優位性を示した。 航空便存続を心配する会場からの質問に対し、石井知事は「これまで東京との所用時間が2時間になった地域は