AspectJ 5を使えばアスペクトを織り込ませることができることは前回紹介した。今回は、実際に動作するシステムに対してAspectJ 5を使って実用的なアスペクトを適用する方法を紹介する。 アスペクトを適用するシナリオ まず、リスト1のようなソースコードがあったとする。これはローカルホスト(127.0.0.1)の25番ポートに接続して、接続と切断を行うソースコードだ。ローカルホストで動作しているSMTPに対して接続を切断を行うプログラムである。ローカルホストでSMTPサーバが動作していれば、実行するとプロンプト1のような結果が得られる。 リスト1 MailCheck.java import java.io.*; import java.net.*; public class MailCheck { public static void main(String[] argv) {