大連国際空港に降りたち表に出ると、東京と変わらない気温に少し拍子抜けした。「2月の大連は極寒ですよ」。あらかじめ厚着を勧められていたからだ。空港からバスで約20分。ヒューレット・パッカード(HP)が2004年に設立したソフトウェア開発拠点、「GDCC(Global Delivery China Center)大連」を訪ねた。 成田から3時間、日本との時差は1時間。大連は近い。 人口約600万人。中国東北地方の随一の港町、大連は、東京と北京を線で結ぶと、ちょうどその線が大陸と交わるあたりにある。遼東半島の南西岸に位置した天然の良港に恵まれ、港湾都市として栄えた。その歴史は比較的新しく、1898年の帝政ロシアによる租借に始まる。現在の大連は高層ビルが立ち並ぶ近代都市だが、40年にわたった日本の植民地時代に建てられた歴史的建造物は、現在もその役割を変えて市街地に点在している。 大連は、内陸中国、
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