旧日本海軍の戦艦大和を紹介する「巨大戦艦大和展」が1日、建造された広島県呉市の大和ミュージアムで始まり、戦闘指揮が行われた艦橋内の一室の原寸大模型が展示された。 同型艦「武蔵」の艦橋内部の写真3枚などの新資料を基に、第一艦橋とよばれた部屋の前方部分(幅6メートル、奥行き3メートル)を復元。羅針盤など約40点の計器類が並び、海面から高さ35メートルの眺望もコンピューターグラフィックスで再現した。 大和には、当時最先端の科学技術が集められたとされるが、未解明な部分も多い。戸高一成館長は「これからも研究を続け、実像に迫りたい」と話した。