いよいよ、SOUND OF FOREST2日目のラストアクト。ステージ中央には、ブラックのモノリスのようなブースとDJ卓が設置された。シンプルだが、なにやら強い存在感を放つその舞台へと登場したのは、CAPSULEだ。まず拍手で迎えられたのは、中田ヤスタカ。ヘッドフォンを手に取ると、ノイジーかつスペイシーな、物語の扉を開けるような爆音を打ち鳴らしていく。アルバム『WAVE RUNNER』のオープニングを飾るタイトル曲“Wave Runner”でスタートすると、きらびやかな“Another World”のエレクトロサウンドとともに、こしじまとしこが登場、片手を高く突き上げながら艶やかなヴォーカルを響かせる。ぐんぐんと上昇していくダンサブルなサウンドに、観客は両手を掲げジャンプし、体を揺らしていく。密室の爆音で浴びる昂揚感もいいが、野外でのライヴもまた格別。キャッチーなメロディが空へと舞い上がっ