データはクリエイティビティと相対するものでははく、むしろ豊かなストーリーの源泉となるもの——「Creativity ㏌ the Age of Data」と題された電通のセミナーでは、データを表現に取り込んだアート作品から、「Sound of Honda Ayrton Senna 1989」などの広告事例まで、多彩な事例を引用し、データとクリエイティビティの未来像が提示された。スピーカーの電通 山本浩一さんと、このセミナーの企画を共に行った菅野薫さん、ライゾマティクスの真鍋大度さんの3名に話を聞いた。 Dentsu Lab Tokyoの本格稼働を発表 ——電通は今年全部で4つのセミナーを行っていますが、その中でこのセミナーはどういう位置づけなのでしょうか? 山本:テクノロジーとクリエイティブの掛け合わせをテーマにここ数年セミナーを行っていますが、今年はデータ×クリエイティブの可能性に焦点を絞