長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・目黒区の事務所「ライゾマティクス オフィス」です。 ライゾマティクス社の増床に伴う移転計画、既存の恵比寿オフィスはスタジオ機能に特化し、経営・マネージメント・プログラミング・デザイン機能を本計画の場所、中目黒オフィスに移転するということで計画した。2つの個室、3つの会議室が必要とされた一方、様々なクライアントの出入りが予想されることから会議室同士の動線の分離が必要となり、2つある入り口の一方を大会議、もう一方を中会議室・個室群へつづく動線とすることで分離を図った。 ご要望として、オフィス然とした内装を払拭したいというものだった。ただ、最上階であることから天井躯体面に断熱が施されており、天井も抜けないことから床をOAフロア表しとした。床のスチールに合わせて、棚も素地のスチールラックとし、その床の印象を部屋全体に波及させるように計画した。