9月18日に最新作『TENET テネット』が公開されるやいなや、満席の映画館が続出。クリストファー・ノーランの手掛ける作品が映画好きだけではなく、一般大衆までをも魅了している証拠だ。今回は映画ライターのよしひろまさみち氏がノーランのインタビューを担当。天才と称される彼の脳内に迫った。 その名前が広く知られるようになったきっかけは、アメコミ原作の『ダークナイト』。その後『インセプション』など難解なオリジナル作品を次々とヒットさせ、稀代の映画作家となったクリストファー・ノーラン。 可能な限りVFXは使わず、フィルムにこだわり、物語も自分で書く。練りに練られたその物語は、どれも映画史に残る傑作とされている。そんな彼の最新作『TENET テネット』が公開中だが、ご覧になった方の中にはあまりの難しさに脳がショートした人も多いはず。しかし彼は、「これはタイムトラベル映画じゃない。スパイ映画だ」と忠告す