Posted by naruse on 25 Dec 2018 Ruby 2.6シリーズの最初の安定版である、Ruby 2.6.0がリリースされました。 Ruby 2.6.0には、多くの新しい機能やパフォーマンスの改善が含まれています。 その一部を以下に紹介します。 JIT [Experimental] Ruby 2.6ではJIT (Just-in-time) コンパイラが導入されました。 JITコンパイラはあらゆるRubyプログラムの実行を高速化することを目的としています。 他言語の一般的なJITコンパイラと異なり、RubyのJITコンパイラはC言語のソースコードをファイルとしてディスクに書き、通常のCコンパイラを用いてネイティブコードに変換することでJITコンパイルを行うという手法を用いています。(参考: MJIT organization by Vladimir Makarov) J