「いらっしゃいませー!」という元気な声と笑顔が出迎えてくれる、中目黒の花屋「(hana-naya)」(はななや)。花屋だけど花屋らしからぬ、このお店。店頭の花を乗せた自転車や、店の奥に設置された作業スペースは、いったい何のためのものなのでしょう? もともと花が嫌いだったという店主の白川崇(しらかわ たかし)さんに、花との出会い方について、お話を伺いました。 花屋さんをウィンドウショッピングしてみよう ── 店名の(hana-naya)は、「はななや」と読み、「naya」は納屋から取ったとホームページで拝見しました。お花屋さんなのに納屋からインスピレーションを受けた理由は何ですか? 白川崇(以下、白川) 納屋なら、いつでも開け放たれていて、誰でも入れる場所というイメージがありました。花屋は、店の人のものじゃなくてお客様のものだから、勝手にふらって入って来られるような雰囲気を作りたくて。だから