【アートに学ぶ#2】これからは「多様性」という言葉すら時代遅れになる|F/Tディレクター市村作知雄 これからの暮らしを考えるために【ぼくらの学び】特集、はじめます。 ダンス、演劇、音楽劇などのパフォーミングアーツが好きな私(編集部・立花)が掲げた問は、「私はアートで救われるのか」。「私は何者なのか」という不安や焦燥感、そして「何を言ってもどうにもならない」という社会のぼんやりとした諦めと閉塞感から脱するために、アートが今できることや、アートが必要な意味について、学びます。 『灯台もと暮らし』の裏番組である「もとくらの深夜枠」という有料マガジンで、私はライターの中條美咲さんと一緒に「待てない男女」という連載を書いています。 この連載の始まりは「結婚はそもそも必要なのか」と疑問に思ったことがきっかけです。当たり前だと思っていたことが、当たり前ではないかもしれないと気付いた時、世界がパッと開ける