自身の解職の賛否を問われる住民投票を12月5日に控えた鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は25日夜、市内のほぼ全戸で受信する防災行政無線で、4分間にわたり議会批判をした。 「今日は驚くようなお話をします。ぜひ小中学生や高校生の皆さんに知っていただきたいことです」と切り出し、「名古屋と同じで阿久根でも議会は減税に反対しました」などと専決処分を否定した市議会を批判。「皆さんのご協力を期待します」と解職反対を呼びかけたように取られかねない言葉で締めくくった。 市の防災行政無線管理規則は「通信は防災、行政事務および広報以外の用に使用してはならない」と定めている。公共設備を使った目的外の政治宣伝とも取れそうだ。 このほか、市議会が24日に会期を延長したことを「市政改革の妨害や1万円の日当(欲しさ)のため議会を開き続ける作戦に出ました」「減税や格差是正などのほか市長と副市長の給与を削減することにまで