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ブックマーク / xtech.nikkei.com (89)

  • 日本企業のデジタル化が進まない真因について考える

    企業におけるデジタル化が遅れているという指摘がされて久しい。昨今では「デジタル後進国」とまで言われている。 今の日企業がデジタルという領域において遅れているか否かについては確かなデータがないのでなんとも言えないが、私の肌感覚では米中に対してデジタル活用で負けていないとは言い難い。 今さらなDXへの理解 日政府の方針もあり、デジタルトランスフォーメーション(DX)という言葉がメディアで多用される時代になった。これは良い傾向だと思う。ただ、海外に目を移すと、日以外にDXという言葉で盛り上がっている国がそれほどあるようには見えない。 誤解のないようにあらかじめ言っておくと、DXという概念は個人的には非常に良いものだと思っている。「単にデジタル化を目的にするのではなく、変革を恐れず時間を有効的に活用し、幸福のための手段として実効性のあるデジタル化を行う」。こうした当たり前のことを定義した

    日本企業のデジタル化が進まない真因について考える
    hiroki23
    hiroki23 2022/07/09
  • 「時代遅れの人」を求める企業や行政、日本がIT後進国に落ちぶれた理由はこれだな

    最近、この「極言暴論」だけでなく、正統派コラムとして行儀良く書いている「極言正論」でも、日IT人材育成を巡る議論にあれこれと文句を言っている。 経済産業省などが「IT人材が足りない。将来はもっと足りなくなる」と言い、与党の政治家らが「国策としてIT人材を育成せよ」と騒ぐ。その結果、リカレント教育(学び直し)などの補助金が上乗せされる。まあ、そんなプロセスを踏んで政策化されるわけだが、安直過ぎないか。もう少し考えたらどうかと思う。 そもそも、IT人材不足と騒ぐ前に「IT人材の活用面での愚劣さ」に目を向けるべきなんだよね。という訳で、極言暴論と極言正論では、活用面での愚劣さの問題を既に3つ指摘してきた。ところが、である。私も間抜けだった。もう1つ、そして最も重大な問題を指摘するのを忘れていた。で、今回の極言暴論ではその点を明確に示しておこうと思う。ちなみにIT人材を今はやりの「デジタル人材

    「時代遅れの人」を求める企業や行政、日本がIT後進国に落ちぶれた理由はこれだな
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    hiroki23 2021/06/07
  • テスト駆動開発とマイクロサービスのせいで短命に終わったスマホゲームの話

    「悪い方が良い」原則をご存じだろうか? プログラミング言語「Common Lisp」の開発に携わったことでも知られるソフトウエア技術者リチャード・ガブリエル(Richard Gabriel)氏が1990年に発表した有名なエッセイ「The Rise of ``Worse is Better''」で主張したソフトウエア開発の考え方だ。 このエッセイでガブリエル氏は、美しく完全に設計・実装されるより、単純で雑に設計・実装されたソフトウエアの方が良いと説く。彼は前者を「正しいやり方」「MIT/スタンフォード式」、後者を「悪い方がよい原則」「ニュージャージー式」と呼び、ニュージャージー式がいかに優れているか様々な事例を挙げて説明する。 これは一見とても奇妙に聞こえる。 ソフトウエア開発では通常「美しい設計」や「美しいコード」が尊まれる。「車輪の再発明はするな」とか、「階層構造に分けて、要素をいつでも

    テスト駆動開発とマイクロサービスのせいで短命に終わったスマホゲームの話
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    hiroki23 2019/05/15
  • 「信頼できるベンダー」を探すIT部門が最もタチの悪い客だ

    「前回、システム開発を任せたITベンダーがひどかったからね。今回のプロジェクトでは信頼できるITベンダーを探しているんだ。幸い、御社は実績もあり、信頼してお任せできそうだ」。あなたがITベンダーの営業担当者か、提案活動を行っている技術者で、新規顧客開拓で赴いた大企業のIT部門の担当者からそんな話を聞いたら、どうするだろうか。 悪いことは言わない。一刻も早く営業活動を打ち切って、二度と関わらないことをお勧めする。大企業のネームバリューの魅力に負けて、ズルズルと訪問を続け、RFP(提案依頼書)なんかを受け取ってしまうと面倒なことになる。大企業のシステム開発案件だから、複数のITベンダーが参加するコンペになるだろうが、そうなってからでは商談を降りるにしても、提案書を作ってプレゼンする手間が生じる。 えっっ! 「ちょうどそんな案件があり、既に満身の提案を行った」だって。一大事である。なぜ、そんな愚

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    hiroki23 2017/03/06
  • 過労による精神疾患でワースト1、IT業界が変われない理由

    過労によるうつ病などの精神障害(精神疾患)は20人、うち自殺は4人(未遂含む)――。 これは、IT企業を含む情報通信業の従業員が、業務による過労自殺等として2015年度に東京都内で労災認定された数である(東京都には、情報通信業に属する全国の従業員の50%超が集積している)。 従業員数当たりの比率では、精神疾患、自殺ともに他産業の2倍以上。特に精神疾患の割合では、建設業などを超えてワースト1である。もちろんこの数字は氷山の一角であり、労災の申告や認定に至らなかったケースも多数あるだろう。 東京労働局が2016年9月に過労自殺と認定した電通社員の一件をきっかけに、広告業界における過酷な長時間労働がクローズアップされた。だが、過労による精神疾患や自殺については、IT業界はワースト1の劣等生、と言わざるを得ない。 「IT業界は、長時間労働が最もひどい業種の一つ」。労働時間を監督したり労災を認定した

    過労による精神疾患でワースト1、IT業界が変われない理由
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    hiroki23 2017/02/28
  • グリーは優秀な「辞めグリ」リストを作ってあなたの帰りを待っている

    出戻り、歓迎――。対談したCTOの一致した感想だ。IT人材の獲得競争が激化するIT業界にあって、辞めた優秀な人材は貴重な「採用候補」。グリーの藤真樹氏は、同社を辞めた優秀な人材のリストを毎月更新して、出戻ってくるのを首を長くして待っているという。 性別や年齢をはじめとする人材の多様性(ダイバーシティ)については、みなさんどのようにお考えですか。 藤 モノ作りをするうえでいろいろな人がいた方がいいとは思います。もちろん、考え方がばらばらな人が集まってもチームとして機能しなくなってしまいますから、チーム運営という意味では筋を通さないといけませんが。 ただ、多様性を前面に押し出して人材を求めるかというと、どうでしょう。わざわざ(多様性を)求めもしないが、許否も全くしない、という姿勢でいいのではないでしょうか。一緒に働きたいと思った人がいれば、それでいいというくらいの。このテーマは難しいね。

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    hiroki23 2017/02/17
  • 支局記者が体験した、シリコンバレーの「未来生活」

    記者が「シリコンバレー支局」で活動を開始して1年半が経過した。この地は物価が非常に高く、暮らしは楽とは言いがたいが、新しもの好きの記者にとっては楽しい場所でもある。未来のライフスタイルを“今”、体験できるからだ。シリコンバレーの「未来生活」を紹介しよう。 まずは「シリコンバレー」がどんな場所か、おさらいをしておこう。記者のオフィスはパロアルトにあり、アパートは米Apple社があるクパチーノに借りているが、この地を一言で言い表すと「田舎」である。 車がなければ買い物も外もできないし、夜は真っ暗で星空が美しい。自宅の周りにはリスがいつも走り回っているし、アパートの敷地内でアライグマのような生き物を見かけたことすらある。 我が家のあるクパチーノから車で1時間30分ほど南に行くと、そこには大自然が広がっている。記者が大好きなのはモントレーという景勝地だ(写真1)。米Hewlett Packa

    支局記者が体験した、シリコンバレーの「未来生活」
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    hiroki23 2016/12/30
  • マイクロソフトに学ぶ、働き方の意識改革

    分布曲線に基づいて上位10%はS評価、中位の70%はA評価、残りの下位20%はB評価といった具合に、業績に応じて社員をランク付けする評価手法は、日の企業でも広く採用されている。その評価手法を、最新のトレンドを真っ先に取り込むイメージの強いIT企業のマイクロソフトが、やめてしまったという。既に2年も前のことだ。人事評価制度の潮流に、大きな転換が起こっているように感じた。 個人の成果よりもチームの成果を重視 マイクロソフトの現在の評価制度では、「他者をどれだけ助けたか」「他者からどれだけ助けられたか」「他者のアイデアをどれだけ活用したか」といった行動と、その行動によって成し得た成果が、評価の対象になる。その評価も、「S」「A」「B」などとランク付けするのではなく、上司がコメントをフィードバックするだけだ。 数字という明確な指標もなく、ランクという評価のラベルもない。「果たして当に、客観的な

    マイクロソフトに学ぶ、働き方の意識改革
  • 「自動化やGitHubの導入は本質ではない」、技術顧問の先駆けが語る、その“役割” | 日経 xTECH(クロステック)

    技術顧問」という言葉をご存じだろうか。自身のシステム開発の経験を生かし、契約した企業に対して開発に関するアドバイスを行う職業だ。この言葉が注目されるきっかけになったのが、Web業界でその名を知らない人はいない有名エンジニアの伊藤直也氏。同氏は、Webサイト改善サービスを提供している「Kaizen Platform」、宿泊予約サービスの「一休」、就活サイトなどを運営する「ハウテレビジョン」、求人情報の「リクルートジョブズ」といった企業の技術顧問を務めている。同氏に技術顧問という役割の質を聞いた。 最初に技術顧問になった企業を教えてほしい。 最初に技術顧問になったのは、求人サイトなどを運営する「じげん」だ。2012年頭から1年間、コンサルティングを行った。具体的には、1週間か2週間に1回、1~2時間のミーティングを実施した。これで当に何か変わるのかイメージできなかったが、たったこれだけで

    「自動化やGitHubの導入は本質ではない」、技術顧問の先駆けが語る、その“役割” | 日経 xTECH(クロステック)
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    hiroki23 2016/01/29
  • エンタープライズ系にとって、ネット系は「異世界」のままか

    「エンタープライズ系?SIerの方とかですよね。全く接点はないです」。生活のHowTo投稿サイト「nanapi」を運営するnanapiの和田修一Co-Founder 取締役 執行役員 CTOはごく普通のことのようにこう語る。 和田CTOは32歳。新卒で楽天に入社してインフラを担当。2009年に退職してnanapiのCTO(最高技術責任者)に就任した。今でこそマネジメントの仕事が増えてきたため機会が減ったが、最近までは、企業の枠を超えた勉強会に参加して、人脈を広げていた。それでも、話をするのはほとんどネット系の技術者。エンタープライズ系の技術者と交わる機会はなかったという。 一般に、エンタープライズ系とネット系の技術者は交流する機会が少ない。ITproの読者で技術職の方は、エンタープライズ系が多いだろう。ネット系技術者との交流は少ないのではないか。 ここでいうエンタープライズ系技術者とは、会

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    hiroki23 2014/02/07
  • 「検索の会社」から変身、老化の解明に挑むGoogle

    Googleは、10月17日、四半期決算を発表した。ネット広告事業が好調で、売上高が過去最高を記録。この発表を受け、翌日の株価終値は、前日より$122.61値上がりし、$1,011.41となり、初めて1000ドルの大台に乗った(下のグラフ) 。消費者がモバイルに移り広告単価が安くなる中、売り上げを伸ばしたことが評価されたためである。それに加え、GoogleのMoonshot (月着陸) プロジェクトが、投資家から一定の信任を得たとも解釈できる。 Googleは革新的な技術開発に向かう Google最高経営責任者Larry Pageは、革新的な研究開発を、しばしばMoonshotsという言葉で表現する。Moonshotとは月着陸ロケット打ち上げという意味で、1961年、Kennedy大統領の演説で使われ、人類の壮大なチャレンジを意味している。Googleは次世代技術を研究する組織Google

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    hiroki23 2013/10/30
  • Haskell使いの高頻度取引の会社にお邪魔した

    先日、日経コンピュータ特集記事の取材で東京都内の某所にある「Tsuru Capital」という、高頻度取引(HFT、High-Frequency Trading)を手掛ける企業のオフィスにお邪魔した。 HFTというのは、プログラムによって株式などの金融商品を数ms(ミリ秒)から数μs(マイクロ秒)で高速に自動取引すること。自己資金で取引する「プロップファーム(proprietary trading firm)」と呼ばれる企業が中心で、米GETCO(2013年7月に米Knight Capitalと合併)などが有名だ。 HFTを行うプロップファームの多くは、米国など海外に拠点を置いており、Tsuru Capitalのように日国内に拠点を置く企業は珍しい。株式売買では、海外企業であっても国内の証券会社と契約し、自社の取引プログラムをその証券会社のサーバーに配置すれば日市場でのHFTは行える。

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    hiroki23 2013/10/07
  • 今こそ! シリコンバレーに学ぶ“興す力”

    米スタンフォード大学などで「顧客開発」について教鞭をとるスティーブ・ブランク氏のブログ厳選集を紹介する。起業経験に基づく同氏のブログは、シリコンバレーで人気を博している。東日大震災で未曾有の被害を受けた今、たくさんのベンチャー企業を生み出したシリコンバレーから、“新しい事業や産業を興す力”を学ぼう。 著者メッセージ 日の読者の皆様とアントレプレナーの皆様 この度の東日大震災で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げますと共に、1日も早い復興をお祈りしております。私は、以前から仕事を通じて日人の気質と、まれに見る真摯な勤労態度を知っておりますので、このような悲劇からも、被災地の皆様方が力を合わせて立ち直り、時間と共に以前の生活を取り戻されることを、固く信じております。 1996年に、私は自宅の居間でエピファニーを設立しましたが、これが私自身が設立した最後の企業となりました。シリコンバ

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  • 無料のオンライン講義「edX」が破壊するもの

    学校を親の立場から見るようになって、教室での「学び」のスタイルが、自分が学生だった30年くらい前とほとんど変わらないことに、とても驚いている。先生は、どの教室でも同じことを板書して、生徒はそれを書き写しながら黙って聞いている。時折、質問に答えて1時間が過ぎる。授業によっては、ほとんどの生徒が一言もしゃべらないこともある。サンプルが少なすぎるかもしれないが、少なくとも自分の子どもたちが通ってきた学校や塾を見る限りはそうだ。 この30年間の学校の外の変化といえば、あえて言うまでもない。パソコンは各家庭で当たり前に使われるようになり、インターネットで世界中のコンテンツを見て、多くの人とつながることができる。今では小学生もプログラムを書く時代である。社会への発信も様々な形で可能になった。変化が加速する社会と変わらない学校。そのギャップに愕然としていた。 無料のオンライン講義に15万人が登録 そんな

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    hiroki23 2012/11/19
  • 「NoSQLはRDBMSより不便」という誤解について

    前回は「NoSQLRDBMSよりも大規模データに向く理由」と題し、NoSQLの1つのジャンルであるキー・バリューストアを例に、NoSQLRDBMS(リレーショナルデータベース)の考え方の違いについて、取り上げました。 もちろん、NoSQLはキー・バリューストアだけではありませんので、前回の解説に当てはまらない製品や使い方もありますが、その点は、分かりやすさを優先したということでご理解いただきたいと思います。 第2回は、連載のポリシーである「ビジネスの現場で実際に問題となること」の中から、前回に引き続き「お客様によく聞かれる話題」を取り上げ、「現場で使うNoSQL」の視点から説明したいと思います。 今回はこんな話題です。 「RDBMSより不便ですよね。どこで、どうやって使うの?」 ――最も多く、特にIT技術者から受けることが多い質問です。 実は、そのまま会話していると、私もその通りだと

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    hiroki23 2012/10/11
  • プランBは必ずあります

    プランBは必ずあります どんなファイターも、口にパンチを受けるまでは、戦いのプランを持っている――マイク・タイソン 今回の投稿は、「プランB」(代替案)に関するもの。事業計画を立てる際には、優先的に取り組むプランAのほか、そのプランがうまくいかなかったときのための「プランB」も用意しておく必要がある。偉大なアントレプレナーたちは、常に代案を探し続けているのだという。(ITpro) アントレプレナーと事業執行役員の大きな違いの一つは、アントレプレナーは移り変わる状況に対して、ごく当たり前に素早く対処しますが、事業執行幹部は計画の実行に執着します。世界クラスのアントレプレナーは、この二つの要素をどのように両立できるかを学びます。 「そんな馬鹿な」 カルフォルニア海岸線保護委員会の聴聞会が終わり、山越えに曲がりくねったレッドウッド・ツリーの中を運転しながら家に帰る途中、ある市長から受け取ったメー

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    hiroki23 2012/02/06
  • Rubyの開発者を「ヒーロー」にしたい、「Heroku」責任者が語る

    以前インタビューをした米ヘロク(Heroku運営会社)のジェームス・リンデンバウム氏(前CEO)から、サービス名のHeroku(ヘロク)は、「Hero(ヒーロー)」と「Hike(俳句)」の合成語だと聞いたことがあります。 そうだ。Herokuのミッションは、Rubyを使う開発者を「ヒーロー」にすることだ。 開発者は偉大なアイデアを思いついたら、それをRubyのプログラムにして、Herokuのプラットフォーム上に展開すればいい。そうすればそのアイデアは、すぐに実現可能になり、開発者はヒーローになれる。 従来、アイデアをWebアプリケーションという形にするためには、サーバーを購入したり、設定したり、管理したりする必要があった。HerokuのようなPaaSを使えば、これらの労力は一切不要になる。 PaaSとしてのHerokuの強みは、どこにありますか? Herokuを使う開発者は、三つのことに驚

    Rubyの開発者を「ヒーロー」にしたい、「Heroku」責任者が語る
  • 「2015年にはデジタル教科書を全小中学校に」――孫氏が教育改革訴える

    「丸暗記中心の、これまでの教科書は間違っている。“たいがいにせえ”と言いたい」――。ソフトバンクの孫正義社長は2010年7月27日、デジタル教科書教材協議会の設立シンポジウムで講演。「教育の改革なくして日の将来はない」と、教育改革の必要性を強い口調で訴えた。 デジタル教科書教材協議会は、「すべての小中学生にデジタル教科書を」を目標に設立された、民間主導のコンソーシアム。教育の専門家のほか、孫氏やマイクロソフトの樋口泰行社長などが発起人に名を連ねる。同日設立総会を開催して、正式に発足。三菱総合研究所理事長で元東京大学総長の小宮山宏氏が会長に就任した。会員として参加する企業は70社にのぼる。 正式発足にあわせて開催されたシンポジウムで、発起人の一人として講演した孫氏。冒頭で日の競争力が低下している現状に触れ、このままでは30年後に取り返しが付かないことになる、と危機感をあらわにした。30年

    「2015年にはデジタル教科書を全小中学校に」――孫氏が教育改革訴える
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    hiroki23 2010/07/29
  • 「クラウド」という技術はない

    筆者は新たなキーワードが登場したとき、マーケティング的な要素をぬぐい取り、できるだけ技術そのものを見ようと努めている。その視点で2009年の話題のキーワード「クラウドコンピューティング」を見てみると、「クラウド」とひとくくりで呼んでいるものに実体はないように思う。 ここでは、米Amazon Web Services(米Amazon.com)の「Amazon EC2」、米Salesforce.comの「Force.com」、米Googleの「Google App Engine」、米Microsoftの「Azure」の順で、技術質や押さえどころを書いてみたい。 Amazon EC2→自動化されたホスティング・サービス Amazon EC2は、インターネットを介して仮想サーバーを貸し出すサービスである。CPUやメモリー、ディスクなどのスペックが決まっている仮想サーバーを選択すると、数分程度の

    「クラウド」という技術はない
  • 第4回 全文検索エンジン「Lucene/Solr」の用途と良さ

    情報インフラの発展に伴い,私たちが接する情報の絶対量は増加の一途をたどっています。そのため,目的とする情報をすばやくピンポイントで入手するのが困難な状況も増えています。 一方で情報提供側にとっても,情報を確実に利用者に届けることがビジネスの成功に重要な要素となってきており,これを実現するための努力が日々続けられています。 このような状況で,高速で柔軟性が高い検索処理のニーズが高まってきており,全文検索エンジンが注目を集めています。ここでは,オープンソースの全文検索エンジンである「Lucene/Solr」を紹介します。 Lucene/Solrとは Lucene/Solrは,Apache Software Foundation(ASF)のLuceneプロジェクトで開発されているソフトです。LuceneはPure Javaで実装された全文検索エンジンで,単独では実行不可能なライブラリの形式で提供

    第4回 全文検索エンジン「Lucene/Solr」の用途と良さ