米国の医療制度も変わりましたが、日本も米国の影響を大なり小なり受けて変わっています。 堤美果『沈み行く大国アメリカ<逃げ切れ!日本の医療』を読んで、ここ数年のbig pictureを見渡す視点が増えました。 立場によって様々な変化はチャンスやよいことである人もいますし、なんとしても食い止めねばな人もいます。 著者は、国民が皆保険制度をあまり理解していないこと、国の医療関連の施策を検討したり決める場所に医師が入っていないこと、ここ数年の様々な制度の改革を現場の医療者が把握していないことを問題指摘しています。 これまでの流れ(どこまで人に説明できるほど知っているか?) 1922年 健康保険法 ※労働者確保のため 1938年 国民健康保険法 ※貧しい農村や漁村を救うため 1942年 国民健康法改正 1945年 敗戦 1948年 保険者を組合から市町村に変え、その地区の世帯主と世帯全員の加入が義務