ここにあった文章はすったもんだの末、https://sakumaga.sakura.ad.jp/entry/2020/10/07/120000 に移動しました
「鬼滅の刃」が絶好調だ。 あえて説明する必要もないが、劇場版の興行収入がえらいことになっていたり、単行本の売り上げがドえらいことになっていたり、最終巻を求めて長蛇の列ができたり、めちゃくちゃ転売されたり、わけわからんコラボグッズが出たり、とんでもない状況だ。 見ると、町ゆく子どもたちのマスクまでどこかで見たような柄のものになっている。 これはもう社会現象と言っても過言ではないのだろう。 この「鬼滅の刃」はすごい。 たぶんどえらい作品だ。 そんなもの詳しくなくても分かる。 ただ、「たぶん」と表現しているのは、実はまだ観たことがないからだ。 そう、僕はこの作品に全く触れていないのだ。 原作も見てなければアニメも見ていない。もちろん劇場版も見るつもりはない。 やはり、たとえ末端といえども文章を書いたりして表現活動をしている者として、こういった作品は必ず抑えておく必要がある。 社会現象は多くの人に
本記事は『駅メモ! – ステーションメモリーズ!-』の提供でお送りいたします。 ※取材は2020年10月下旬~11月初旬に行いました。 新型コロナウィルス感染拡大の影響でGo Toトラベルキャンペーンの一時停止が発表されました。外出自粛されている方も多い中、是非この記事で旅行気分を楽しんでいただければ幸いです。読み終わるのに1時間以上かかりますので、年末のお時間ある際にゆっくりご覧いただければと存じます! 1日目 AM5:30 鹿児島中央駅 (鹿児島県鹿児島市) そこには静寂の世界があった。 鹿児島市の中央に位置するターミナル駅、鹿児島中央駅。そんな巨大な駅であっても、朝5時台という早朝ともなると人の姿もほとんどなく、駅内のコンビニもシャッターが半開きだ。ただ、それでも「みどりの窓口」には駅員さんがおり、改札も慌ただしく動いている。もう、駅は動き出しているのだ。 それにしても、どうしてこん
東京大学・松尾豊研究室発のAIベンチャーELYZA(イライザ/東京都文京区)は8月26日、文章の要約文を生成するAI「ELYZA DIGEST」を試せるデモサイトを公開した。人間より短時間で要約でき、要約の正確性は「人間に匹敵する」という。今後も精度を高め、議事録作りやコールセンターでの対話メモ作成などでの活用を目指す。 同社は自然言語処理技術(NLP)の研究を進めており、日本語テキストデータの学習量・モデルの大きさともに日本最大級というAIエンジン「ELYZA Brain」を開発している。 ELYZA DIGESTは、大規模言語モデルを基に、要約というタスクに特化したAIとして開発。読み込んだテキストを基に、AIが一から要約文を生成する「生成型」モデルで、文の一部を抜き出す「抽出型」モデルなどと異なり、文の構造が崩れていたり、話者が多数いる会話文だったりしても、精度の高い要約文を生成でき
いまから7年前の2017年、とんでもないCMが世に放たれたことを皆さんはご存知だろうか。 DoCoMo25周年スペシャルムービーCM「いつかあたりまえになることを」。 このCMは4分にもおよぶ長さのためTVCMというより、もはやショートムービーなのだけど、とにかく破壊力が高いのでまずはしっかりと見てほしい。 なにこれ。 おそらく、この動画を見終わって、多くの人がこんな状態に陥ったんじゃないだろうか。 なんかしらんけど泣ける。 ただ、そこにあるのはあまりに複雑な感情なはずだ。 ありきたりで分かりやすいそれと違って、心の奥底がザワザワするような、敏感な場所を得体のしれないもので撫でられているような、まるでどこかで自分が経験したかのような、そんな感覚が生じているのだ。 もちろん、そうでない人もいるのだろうけど、それを言い出すと話が始まらないので、みんなそうなったと思い込んで話を進めていく。 感情
「出会って4秒で合体」という名シリーズがある。いまでも多くの人々の心をつかんで離さない、そんな不朽の名作だ。 これは老舗AVメーカーであるアリスJAPAN(銀色の人が走っていてドッカンドッカン柱が倒れてくるオープニング映像で有名)が2008年3月に世に放った「麻美ゆま 出会って4秒で合体(2008年03月14日発売:DV-888 / 収録時間:120分、アリスJAPAN)に端を発する一連の作品群だ。 本作は、大人気女優である麻美ゆまさん(2015年AVから引退、現在はタレント業)を相手に、打ち合わせと称して普段の様子を撮影するところから始まる。序盤は本番(ダブルミーニング)以外の素の表情を撮影しつつ、他愛もない会話が続くが、突如(本作では映像開始から3分17秒)としてソファ(クリーム色)の後ろから男優(全裸)が登場し、麻美ゆまさんが「なに? なに?」と困惑しているうちに合体、となるものであ
※この取材は1月末に行われました 1日目 AM6:00 千葉県浦安市舞浜 東京ディズニーリゾート 千葉県浦安市からおはようございます。 なぜかこんな早朝にここ東京ディズニーリゾートの入口みたいな場所に呼び出されました。 ディズニーです。ディズニーですよ。ついにSPOTの取材でディズニーにやってくる日が来たのですよ。※この取材は1月末に行われました もしかしたら、いよいよSPOT編集部が改心し日頃の罪を悔い改めて「いつもがんばっているpatoさんにディズニーランドで遊んでもらいましょう。グラビアアイドルにも来ていただきました。予算は無限大です。デート風に取材してください」というやつかもしれません。なかなかニクい演出ですよ。そうじゃないとここに呼び出される理由が分からない。 朝焼けの中にぽっかりとその姿を浮かばせるディズニー的で楽しそうな何らかのアトラクション。とてもワクワクしてくるものです。
≫ 【2週間無料!】もっと高速、さらに安定の快適なレンタルサーバー 何も言わずに、まずはこのCMを見て欲しい。本当に、何も言わずに見て欲しい。とにかく見て欲しい。とにかく最高なので10回くらい見て欲しい。 これは1989年にテレビCMとして放送されたJR東海のクリスマスエクスプレスのCMだ。時間にしてわずか30秒、牧瀬里穂主演、この情報だけである年代の人は「あー」っとなる、それほど強烈なインパクトを残したCMだ。 今回、とあるツイートからこのCMを見てしまい、様々な感情が噴き出してきた。それを考えるに、このCMには現代人が失った大切なものが多数含まれるような気がしたのだ。 なので、取り急ぎ筆をとることにしたのである。なぜこのCMがこんなにも心に入り込んでくるのか、なぜこんなにも素晴らしいのか。順を追って説明していきたいと思う。 このCMが作られた時代背景 このCMは1989年に制作されてい
タコの刺身ってどうしてあんなにもおいしいのでしょうか。 僕はとにかくタコの刺身が好きで、なんというのでしょうか、あの絶妙な歯ごたえにツルンとした感触、それでいて味加減も絶妙。特にその味わいは主張しすぎるわけでもなく、かといって淡白なわけでもなく、いうなれば“海”がそのままギュッと凝縮されたような味わい、それがタコの刺身。そこまで言っても過言ではないのです。 さて、そんな極上においしいタコの刺身ですが、それを彩る味わいとして“醤油”が重要になってきます。 もう1年半ほど前になるでしょうか、他サイトの話で恐縮ですが、あまりにタコの刺身が好きすぎるので、それを味わうには何が最良の醤油なのか気になりまして、100本の醤油を買ってきて延々と味比べをするという狂気の沙汰みたいなことをやったのです。それを記事にして大変な反響をいただきました。 あれから1年半、今回、ソレドコさんから「もう一度、うちのサイ
2011年3月。あるCMが多くの人を元気づけたことをご存知だろうか。 それは意図していたものとは違ったかもしれない。もともとは違った狙いで作られたのかもしれない。少なくとも、制作時にあのような状況になるとはだれも考えなかったはずだ。けれども、作られたCMは、結果として多くの人を元気づけることとなった。 「祝!九州」と銘打たれたそのCMは、JR九州が2011年3月12日の九州新幹線鹿児島ルートの全線開業に向けて制作されたもので、開業前の3月4日より、九州内に限定してローカルCMとして放送された。 このCM、以前はJR九州のCMライブラリーやYouTubeの公式チャンネルで公開されていたが、いずれも公開終了してしまったため、視聴できない。その代わりに制作会社ティーアンドイーがアップロードする特別編180秒公開版の正規動画があるので、それを是非ともご覧いただきたい。 T&E JR九州 「
紙ストローってなんか味が変になる気がするんだよね。プリントみたいな味がする。 誰かが放った紙ストローへの悪口はその喧騒へとすっと溶け込んでいった。 当たり前のように放たれている言葉だが、それは少しだけ様子がおかしい。 プリントみたいな味だなんて、プリントを食べたことがあるやつしか分からない感覚だ。それを知る人は少ない。妙なことを言うもものだと印象的だった。 昼下がりのカフェは少しだけ賑やかだ。 「なんか今日はめちゃくちゃ混んでるね!」 彼女は褐色のアイスコーヒーグラスが乗せられたトレーを両手に持ち、いそいそと対面の席に腰かけた。 「それでね、さっきの続きなんだけど、すごいのよ、マッチングアプリは」 注文前に話していた話題の続きとばかりに話し始めた。正直、まだその話題が続くのかと少し笑ってしまった。 彼女はいつも煮詰まると僕に声をかける。 前回に会ったときは離婚を考え始めた頃だっただろうか。
スターバックスコーヒー(スタバ)の47JIMOTOフラペチーノを全部飲んできました。47都道府県それぞれの地元ならではのフラペチーノを地元のバリスタが考案し、それぞれの地域限定で販売するスターバックス25周年記念企画です。 ※この取材は東京都の緊急事態宣言が解除されたのち、十分な感染対策を施したうえで取材先の感染状況に十分配慮しながら実施いたしました。 ※この記事は株式会社おくりバントの提供でお送りいたします。 1日目 6:00 鹿児島県鹿児島市 鹿児島中央駅 梅雨の真っ只中でありながら見事に快晴な鹿児島よりこんにちは。青い空がとても気持ち良く、早朝の雰囲気と相まってとても爽やかな気分です。 さて、九州の南の端である鹿児島、その鹿児島に朝の6時という早朝から仁王立ちしている僕。なぜこんな事態になっているのか、まずはその理由を説明する必要があるかと思います。 あれは数日前の出来事でした。ネッ
\【お知らせ】SPOT、引きこもりメディアはじめました/ この記事はコタツ記事です。 皆さんはコタツ記事というものをご存じでしょうか。 簡単に説明しますと、「取材などをせずにネット上にある情報を収集して、再構成して書く記事」のことを指します。コタツに入ったまま完結するからそう呼ばれているわけです。 コタツから出ることなく適当に作っている内容の薄い記事、みたいな文脈で使われることの多い「コタツ記事」ですが、ここSPOTにはその「コタツ記事」が存在しません。 なぜならSPOTのコンセプトは「実際に行ってみて体験したこと観たことをもとに熱量のある記事を書く」です。このコンセプトに共感し、我々は時には死ぬほどの乗り継ぎを経て取材先に行き、時には100キロ歩き、時にはシベリアまで行かされるわけです。そうなるともちろんのこと経費がかさみ、赤字も膨らんでいくわけです。 それでも、ただコタツに入りながら再
JR西日本が発表した”維持困難な17路線30区間”ぜんぶ乗ってきたので狂ったように紹介する_PR【駅メモ!】 本記事は『駅メモ! – ステーションメモリーズ!-』の提供でお送りいたします。 みなさん、おはようございます。 まだ夜も明けきらない薄明り、早朝の宇部新川駅からお送りいたします。 宇部新川駅は山口県の宇部市にある駅で、新山口駅と宇部駅を繋ぐ宇部線の途中にあります。本来、新山口駅と宇部駅の間には山陽本線が通っており、宇部線は遠回りして宇部市内を通る路線になります。山口県を通過する場合はそのまま山陽本線や新幹線を用いますので、宇部線はそこを目指してこないとなかなか通ることのない路線と言えます。 画像の場所は、JR宇部新川駅から徒歩で2分くらいのところに踏切です。奥にはこれから走るであろう始発電車がライトを灯した状態で待機しています。 この宇部線の沿線には宇部興産などの工場が数多くあり、
1日目 AM9:00 東京都 奥多摩町 小河内ダム(奥多摩湖) みなさんこんにちは! 今日はこちら、東京都は奥多摩町の小河内(おごうち)ダムからお送りいたします。 いやはや、遠かったです。正直、同じ東京都だろと街中と同じ感覚で舐めていたのですが、めちゃくちゃでした。まず、都心から電車を乗り継いで最奥の奥多摩駅まで行きました。途中から電車のシステムが唐突に変更されて、ボタンを押さないとドアが開閉しないシステムになりました。そこまででもかなりの旅路だったのですが、その奥多摩駅からさらにバスに乗り、ここまでやってきました。 予想していた以上に寒く、山肌がうっすらと白くなっています。こういったタイプの雪化粧は初めて見た。 本当に山が白く、僕と同じバスに乗ってきた人、全員がフル装備の冬山登山スタイルだった。普段着で来てしまった僕が完全なる場違いだった。 さて、電車やバスを乗り継いでこんな山奥のダムに
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あまりに唐突かもしれないが、僕は「飯田圭織バスツアー伝説」の逸話が大好きだ。これはもはやレジェンドともいえるレベルでインターネットでも有名なので、多くの人がご存じだろうが、端的にその内容をまとめておく。 ・AKB48よりはるか前に国民的アイドルグループだったモーニング娘。で2代目リーダーとして人気を博していた飯田圭織さんが7年間の活動を終え、2005年、グループを卒業した。 ・その2年後の2007年、7月7日、奇しくも7が揃ったこの日にファンにとって待望の再会となるバスツアー「飯田圭織・前田有紀“大人の七夕祭り”日帰りバス旅行」が企画された。 ・古参ファンにとっては特に待望のツアーであったはずだが、実施の前日となる7月6日、飯田圭織さんの結婚と妊娠が報じられる。ファンたちは阿鼻叫喚となったが、バスツアー当日はほとんどキャンセルがなく何事もなかったように実施された。 ・参加費19000円とい
新幹線は山側にしか座らない。 とても混雑していて海側しか空いていないだとか、複数人で利用していて自分に選択権がないなど、そういった場合を除いて選べる状況であれば必ず山側に座るようにしている。 東海道・山陽新幹線は特徴的な新幹線路線だ。東京から新大阪を抜け博多まで到達するこの路線は、日本の主要都市をカバーする大動脈ともいえ、利用客も本数も多い。まさに日本を代表する路線だろう。 それとは別に、この路線にはもうひとつ大きな特徴がある。座るサイドによって見える景色が大きく異なるという点だ。 山側に座れば、静岡県に入ってしばらくすれば富士山が見えるようになる。 それ以外にも山々が見えるし、どこまで続いているのか分からないほどの平野の向こうにちょっとした街並みやイオンが見えたりする。なかなか牧歌的な風景が多い。 反面、海側に座れば延々と海の景色と、その海沿いに立ち並ぶ家々、海岸線に沿って真っすぐ伸びる
田島はいつも「女にモテたい」と言っていた。 放課後の教室、少し温度が落ちたその場所で机と椅子だけが静かに並んでいた。 いくつかの机の上には綺麗に畳まれた制服が置かれていて、ときおり吹き込む風にカーテンが揺れていた。 床に落とし込まれた太陽の光もそれに合わせるように揺れていて、少しだけオレンジがかった光が揺らめく様は、まるで炎のようでもあった。 窓の外からは野球部の声が聞こえていて、さらに遠くからはダンプカーのエンジン音がうっすらと聞こえていた。 それ以外は静かで、夕方の空気と放課後の静寂がそこにあった。 チャイムが鳴った。 それを合図にしたのか分からないが、鳴り終わるのを待って田島がポツリと言った。 「女にモテてえんだよ」 田島は野球部の練習を見下ろし、グラウンドの白い砂の反射が眩しいのか、少し眩しそうに眼を細めながら、これでもかというばかりに力強くそう言った。 それは切実な魂の叫びのよう
24歳の時に母を亡くした。もうずいぶんと前の話だ。 当時、僕は大学院生だった。下宿していた家賃3万円のアパートでその報せを聞いたはずだった。たしか電話がかかってきたんだと思う。あやふやな表現をしているのは、正直に言うとあまり記憶がないからだ。いまだに何をどうやったのかその行程がまったく記憶にない。ただカーラジオからaikoがかかっていたことだけは薄っすらと覚えているので、たぶん車を運転して実家へと帰ったんだと思う。そして母の遺体と対面した。 少しだけその時のことを思い出していた。 クルクルと洗濯物が回る光景をコインランドリーで眺める。そこには言葉のない世界があった。静寂の中でもう遠い昔となったその時のことに思いを巡らせる。いつもここにくると思い出す。それには少しだけ理由があった。 また乾燥機が回っていた。 コインランドリーの乾燥機はなかなかにパワフルなので、おもいっきり乾燥したい時や、急い
>>さくマガのメールマガジンに登録する 1日目 11:00 鹿児島県枕崎市 おはようございます。現在の時刻は午前11時、曇り空。いま僕は鹿児島県枕崎市にきています。ここ枕崎駅は本土最南端の終着・始発駅ということで、まさに南の果てといった雰囲気がムンムンに漂っているわけなのです。 さすが最南端の終着駅ということで、駅にはそういった最南端を誇示する看板がたくさんあります。駅舎も最近になって建てられたのか、妙に綺麗です。ちなみに無人駅です。 ここから最北端の稚内駅までいくと3099.5kmある、みたいな看板もあります。まさかそんなヤツいないと思いますが、例えば青春18きっぷなどでここから稚内まで行ったらなかなか大変そうです。 さて、どうしてそんな南の果てである枕崎にやってきたのか、そこにはなかなか複雑な事情があるのです。少々ややこしい話ではありますが、是非ともきいてください。 皆さんは現在ご覧に
Nintendo Switchのソフト、Zumba® de 脂肪燃焼!を使いダイエットしました。ストロングゼロをやめることができず、暴飲暴食の限りを尽くしてきたおじさんの31日間の記録です。 「patoさん、ダイエットしましょう!」 それは編集部からの突然の提案ではじまった。 皆さんはこのような経験があるだろうか。 他者から唐突に「ダイエットをしろ」と提案されるのだ。挨拶があるわけでもなく、ワンクッションあるわけでもなく、遠回しに言うのでもなく、突如として「ダイエットしろ」である。これは道行く人にすれ違いざまに突如として「お前はデブだ」と言われているのとそうそう変わらない。あまりに唐突すぎる。よくよく考えたらなかなか失礼だ。 こういったものは非常にナイーブな内容を含むものだ。だから、きちんと時候の挨拶を絡めて手順を踏んで提案するべきである。 「吹く風もすっかり夏めいてまいりましたが、pat
これは「文章を書く人に伝えたい50のこと」のセカンドシーズン(実践編)Vol.01です。全連載終了後に消去して有料になります。読むなら無料のうちに。よく、「文系だから」「理系だから」となんでもザクザク分割して考える人がいるけど、まあ、頭悪いなーといつも思う。そういった分類はあくまでも大学入試だとかのシステムの問題であって、実際にはそうはいかない。 そもそも、そういった「理系」「文系」という分類が仮に有効だとしても、それらの世界の奥深いところにいけばいくほど、理系の世界では文系的素養が大切だし、文系の世界でも理系的素養が大切だとすぐに気が付く。入口からちょっと入ったところで気が付いてしまう。 実際にはそういった「文系」「理系」なんて分断はあり得ないことだが、この回の文章では分かりやすくするためにあえてそれらを使って論じてみる。 例えば、文章を書くという行為は、きわめて文系的素養だと思われがち
長かった山陽道が終わり、ここからややルート選択が複雑になりそうだった。僕の感覚ではここから中国道へと合流し、名神高速を経由して関西を渡り歩いていく感じだったが、どうやら中国道に合流することなく、新名神という新たにできたルートで一気にいけてしまうらしい。迷うことなくそちらを進む。 11:45 宝塚北SA(兵庫県) 走行距離 838.7 km 新名神に入ってすぐに宝塚北SAがやってきた。上り線と下り線共用のSAでかなり規模が大きい。おまけに、比較的新しいルートのSAなので、かなり新しく綺麗。かなり人がいて活気のある感じだった。 正直、完全に胃袋が限界で、ラーメンがあってもパスしようと考えていた。できればラーメンがないのが理想だけど、これだけでかいんだ、ないはずがない。 ちょっとしたショッピングモールみたいな趣がある。トイレもめちゃくちゃ綺麗で豪華で広かった。 ちなみに画面奥の方にペッパー君がい
それはやけに暴力的なものだったように思う。 とっくの昔に終電も行ってしまった午前2時。歌舞伎町。そこには暴力があった。 やはりこの街は眠らない街らしく、こんな深夜であってもメイン通りはひっきりなしに人が歩いていた。 この人たちはこんな夜遅くに何をやっているんだろうか、そう思うほどに人々の活動がそこにあった。 それらが全てエキストラであると考えれば気が楽だが、これら一人一人に意思があり、何らかの目的や理由があってここにいると考えると、少しゾッとした。 僕はというと、それこそ自分自身がエキストラではないかと思うほどに虚無で、これから始発が動くまで数時間を無為に潰すことが確定しつつあった。 何かないかとその深夜の繁華街を徘徊していたのだ。 下を見ると、よくもまあここまで散らかしたものだと感心するほどのゴミが散乱しており、上を見るとうっすらと闇夜に浮かぶ巨大なゴジラの模型があった。 近代的なホテル
ブレイクタイム 【完全版】高速SAのラーメンはなぜ美味いのか、鹿児島から青森まで全てのSAでラーメンを食べてきた。著者:pato # pato 2020年4月2日 >>5分でさくらインターネットのサービスがわかる!サービス紹介資料をダウンロードする 「やりたいこと」を「できる」に変えるWEBマガジン「さくマガ」をご覧の皆様こんにちは。インターネットでよく分からない文章を日々公開しているpatoと申す者です。 今回、この「さくマガ」に寄稿するにあたり、こんなやりとりがありました。 「何かやりたいことないっすか?」 と「さくマガ」編集部より突然の質問だ。 その質問の趣旨をよく理解していなかった僕は、ちょっとピントのズレた答えを出してしまったのだ。 「そういや高速のSA(サービスエリア)で食べるラーメンってめちゃくちゃ美味いですよね。なんでですかね。是非とも食べてみてその謎を解き明かしたいです」
1日目 12:00 2022年12月31日 大晦日 青森県 外ヶ浜町 龍飛岬 みなさんこんにちは。 2022年の年の暮れ、大晦日という瀬戸際にあって、いま僕は青森県の龍飛岬にきています。青森から突き出した二つの半島の左側、その先端にいます。 東京から朝一の新幹線に乗って新青森駅まで、そこから60 kmくらい移動してきてやっとこさ到達しました。めちゃくちゃ遠かったです。ちなみに、僕は前日のコミケにサークル参加しておりました。昨日まで東京ビッグサイトにいたのにいきなり龍飛岬にいる事実で脳がバグってしまいそうだ。 雪は降っているし、海から吹き荒れる風がめちゃくちゃ強いし、とんでもない寒さです。そしてなにより凄まじいのが「人がまったくいない」という点です。龍飛岬と言えばなかなかの観光地でもあり、駐車場や土産物屋も整備されているのですが、それらはすべてクローズド。まるで打ち捨てられた街のように人の姿
2020年、とても大変な年でしたがみなさんお疲れさまでした。毎年恒例の書いた記事振り返りです。今年はコロナ禍の影響もあり、僕自身も大きく体調を崩したという事情もあり、あまり記事を書かないようにしたのですが、求められるままに書いていたら結構な量を書いていました。 早速、1月から振り返ってみましょう。 ten-navi.com 年が明けてすぐにこの記事が発表された。記事自体はずいぶんと前に書き上げていて入稿も済ましていたが、いろいろとメディアの都合で伸び伸びになってしまい、年明け一発目の公開となった。多くの人に読んでいただけたようだった。 このあとに大きく体調を崩すこととなった。 srdk.rakuten.jp 多くく体調を崩し、起き上がることもできない状態でこれが公表された。以前に書いた記事の続編というか、続編でもないのだけど同じ手法で書いた記事だ。 r.gnavi.co.jp 以前書いたも
ブレイクタイム 高速SAのラーメンはなぜ美味いのか、鹿児島から青森まで全てのSAでラーメンを食べてきた。② # pato 2019年12月2日 前回までのあらすじ なぜか鹿児島から青森まで高速道路をひた走り、全てのSAでラーメンを食べることになった。いざ開始してみると、最初のSA(サービスエリア)でラーメンがなかったり、熊本ラーメン3連発をくらったりと大惨事に。スタート前はスピード違反など心配されたが、実際にはラーメンのインターバルが欲しくてゆっくり走る始末。 課せられたルールは3つ、①全てのSAでラーメンを食べる②残しそうならパスできる③交通ルールを守る。夕暮れと共に九州編が終了しいよいよ本州突入。いったいどんなラーメンが待っているのか! 前回の記事はこちら 山口県入りした。すっかり日が傾いていて、前に臨む山々がうっすらとオレンジ色に輝いていた。 九州から山口に入るとガラッと景色が変わる
それは某編集者の理不尽な一言から始まった。 「patoさんって守銭奴じゃないですか」 僕はこれほどまで失礼な第一声を知らない。普通はもっとこう、時候の挨拶などから入る第一声を放つべきじゃないだろうか。この言葉を放った人の名前を書くといろいろと問題があるので伏せさせてもらい、某編集者としたい。 「え、そうですか。そんなに守銭奴じゃないと思いますけど」 なんて失礼なやつなんだと動揺する心を抑えつつ、無難な切り返しをする。 「いやいや、守銭奴ですよ、いまだに酔っぱらうと、はるか昔に週刊ジャンプが10円値上げしてショックを受けた話をするじゃないですか。10円ですよ、10円。10円で3時間も恨みごとをいう人、初めてみましたよ」 たしかにいまだに根に持っているけど、それはお小遣いでジャンプを買っていた僕らには大打撃だったわけで、ショックで寝込んだし、編集部に苦情の電話も入れた。いまだに酔うとその時の恨
足柄SAを出ると、やはり大きな渋滞が起こっていた。この地点ではほぼ日常茶飯事に近い渋滞を抜ける。海老名では海老名SAの前で圏央道へと入り、やはり全然SAが存在しない地帯を通り抜けながらひた走った。 東北道に入り、最初のSAである佐野SAに到達する頃には夜も深い時間になっていた。 21:35 佐野SA(栃木県) 走行距離 1424.7 km 足柄でラーメンを食べたのが18時台なので、実に3時間余りSAが存在しなかったことになる。完全に目論見通りだ。 この取材をおこなった当時は、この佐野SAがたびたびニュースで取り上げられていた。経営陣と従業員が対立し、ストライキみたいになった、商品もほとんど陳列されていない、と大騒ぎになったあれだ。それなのでちょっと覚悟して立ち寄ってみたが、普通に日常のSAがそこにあった。どうやら揉めていたのは逆側の東京方面車線のSAのようだ。こっち側は完全に日常だ。 宮島
https://note.com/taisuke1972/n/n265987ff46e8 一時はベイコート倶楽部に通ってた俺が簡単に書く。面倒臭いから、細かいことに配慮せず、だだっと書く。 書き方もよくわかんないから適当に改行多め。 まず、言えるのは ・パパ活を理屈で止めることはできない 危険がどうしたとか、悪い人がいるかもとかそんな話で止められるようなことじゃない。友達の中には安全にパパ活してる連中がたくさんいるわけだし、ある程度金額高めに設定して上客捕まえる、知り合ってしばらくは二人だけの空間に行くことを避けるとか、多少方法考えれば私もできるだろうと普通は考える。はじめて一人で海外旅行行くより危険度少ない程度の話。 で、実際買う側もそこそこ払う人はそんな変な奴いない。よく売る側の女の子のリスクばかりが指摘されるけど、買う側もめちゃめちゃリスクあるわけ。ちょっと前に政治家が買ってた女子大
ブレイクタイム 高速SAのラーメンはなぜ美味いのか、鹿児島から青森まで全てのSAでラーメンを食べてきた。③ # pato 2020年1月8日 前回までのあらすじ なぜか鹿児島から青森まで高速道路をひた走り、全てのSAでラーメンを食べることになった。九州を抜けてついに本州入り。死にそうになりながらラーメンを食べ続け、宮島SAにて高速内ホテルを発見し宿泊したところまで。 この旅に課せられたルールは3つ、①全てのSAでラーメンを食べる②残しそうならパスできる③交通ルールを守る。とりあえず、関西を目指してひた走る! 2日目 5:30 早朝5時半より出発だ。このファミリーロッジ旅籠屋(はたごや)は、無料の朝食が付いていてちょっとしたパンやコーヒーなどが準備されている。是非ともその恩恵にあずかりたかったのだけど、朝食は6時半だったか7時から開始らしいので、諦めた。まだまだ先だ。 ひっそりとチェックアウ
note.com こちらの話。 コメント欄は500文字制限があったのでブログで返信。 「パパ活(体ナシ)」でどう対話するか。 自分に娘がいたらまずこの記事を読んでもらい、 この記事を一緒に考える。 toianna.hatenablog.com 一緒に考えるのは以下5つのこと 1、父親として嫌だという気持ち これはただ父親としての感情論ですが、パパ活は軽蔑するかもしれません。 あなたは自分自身の尊厳を5万で売り渡すほど、自分を価値の低い人間と扱うのかと。 それは、そんな価値観が選択肢に入るように育ててしまったという、勝手な親心かもしれないが、娘や家族という前に、1人の人間として尊敬できる人間であってほしい。 2、気持ち悪い人と映画を見て5万は、互いの尊厳をどんどん下げる行為で生涯回復しない 他人とは本来誰とでも対等なはず。 5万円でその差を補填する場合 「5万円払わないと女を映画にも誘えない
ブレイクタイム 10時50分、キスしにきてよ。90年代のインターネット「テレホーダイ」 # pato 2021年3月26日 アラームが鳴る。パソコンに備え付けられたチープなスピーカーが規則的な電子音を鳴らしていた。 「10時50分だ!」 跳ねるように体を起こし、即座にパソコンに向かう。投げ出されたマンガ本がバサリと音を立てるのが聞こえた。 「接続っと」 そう呟いてマウスをクリックする。カチッというクリック音が部屋に響き渡った。 ほどなくしてディスプレイの上部に置かれた小さなモデムが大音量で電子音を鳴らしはじめた。ガーガーとなにやらノイズめいた音を奏でる。規則的なんだか不規則なんだかわからないリズムで、その音はどこか儀式めいたものに思えた。 「やあ、今日はちょっと遅れた?」 モデムの儀式も終わり、インターネットに接続すると、独特の通知音が鳴り響いた。メッセージを受信したことを知らせるものだ。
レンタカーのカーラジオからはZIP-FMが流れていて、ラジオパーソナリティが「なんだか今日めちゃくちゃ暑くなる」みたいな予想を話していた。たぶんこの予想は当たるだろうなと、というくらいに太陽の日差しは強く眩しかった。 豊川市、豊橋市と通過していく過程ではありがちな地方都市の景色が広がっていたけど、それが渥美半島に入った瞬間に一変する。まるで北海道のように道路がストレートになり、その景色も雄大な田園風景となる。あと、やはり太陽がものすごく眩しかった。 田原市のスノーブーケ 愛知県の南端部に位置する市。市域は渥美半島の大半を占める。太平洋を流れる黒潮の影響を受けて年間を通じて温暖な海洋性気候であり、それを活かして果物や花の栽培が盛んに行われている。年間を通じて風が強いという特徴もあり、半島の各所には巨大な風力発電施設が建設されている。 カーラジオのZIP-FMが「なんとなんと、愛知県、朝8時の
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