日本では使えないというAppleの携帯電話「iPhone」。日本と各国の携帯電話の通信規格とそのなぞについて解明してみましょう 駆け足で巡る携帯電話(接続)の歴史 1月にApple社から発表された携帯電話「iPhone」。大きな反響を呼んだ発表(参照:アップル「iPhone」はただのスマートフォンではない)でしたが、同時に日本のニュースサイトやブログの多くで、「iPhoneは日本で使えない!」ということが書かれていました。なぜiPhoneは日本で使えないのでしょうか? 今回はその原因となっている、日本と各国の「携帯電話の通信規格」について解説をします。 今回はかなり多くの技術用語が出てきます。かなり省略をして駆け足の説明となっています、興味を持った用語や仕組みがあったら、詳しく調べてみるのもいいでしょう。 iPhoneの衝撃 2007年1月9日、サンフランシスコで開催された「Macworl
次世代無線技術のLTEの仕組みを紹介する。NTTドコモ、イー・モバイル、ソフトバンクモバイル、KDDIの来年の無線技術はどうなる? 限られた電波の有効活用が課題に 動画などマルチメディアコンテンツを手軽に楽しめる各種携帯端末が相次いで市場に投入されています。その通信インフラとして、高速無線通信が可能なLTEへの期待が高まる一方、限られた電波をいかに有効活用するか、解決すべき課題もあります。 LTEの周波数帯域幅は、前回述べたように、1.4MHz、3MHz、5MHz、10MHz、15MHz、20MHzの中から選択でき、周波数帯に比例して通信速度が高速になります。後述するように、通信速度は無線アクセス方式や変調方式などによって異なりますが、より高速な通信を行うためには10MHz、15MHz、20MHzといった周波数帯域幅の使用が望まれます。 また、LTEは現行の3Gや高速モバイルデータ通信のH
過去の記事を整理・一部リライトして再掲載したものです。 古い技術情報や、 現在、TDKで扱っていない製品情報なども含まれています。 携帯電話の新しい通信規格の「LTE」。2010年から国内では一部通信事業者がサービスを開始していましたが、昨年秋の「iPhone 5」がLTEに対応していたことで、国内の通信事業者各社のLTEサービスが出そろいました。エリアも急速に広がっています。今月のテクの雑学では、LTEとはどんなものなのか、なぜ高速なのかを解説します。 後から「4G」と認められた規格 LTE(Long Term Evolutionの略)は、広く普及している第3世代携帯電話(3G)の次の通信規格として登場しました。LTEが登場した当初は、電気通信の標準策定を行う国連の組織であるITU(国際電気通信連合)が「第4世代(4G)」として定義していた仕様よりも若干スピードが遅かったため、「3.9G
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