日本の印刷業界は年々縮小が続いているが……ラクスルに勝機はあるのか。 Shutterstock/silvano audisio タレントの清野菜名さんを起用した大々的なCM戦略や、ローソン元社長の玉塚元一氏の社外取締役就任で話題を呼んだ、ネット印刷の「ラクスル」が東京証券取引所マザーズに上場申請し、承認された。 ラクスルの松本恭攝社長は「スティーブ・ジョブズの申し子」と呼ばれ、ビジョナリー経営者として多くのメディアに取り上げられてきた。そのためか、同社の上場についてはすでに様々な形で報道がなされている。 そこで本稿では、これまでに出た記事では触れられていない、ネット印刷業界の構造と「シェアリングエコノミー」のビジネスモデルに着目し、今後の展開を考えてみたい。 ネット印刷は競合相手が余るほどいる まずは、ネット印刷(印刷通販)業界について整理をしておこう。 ラクスルが東京証券取引所に提出した
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