どちらも、先人たちが画面上でトライアンドエラーを繰り返し、定着したもの。私たちデザイナーは普段の業務で、これら先人たちの”ノウハウ”とも言えるお作法・トレンドを自身の制作物に取り入れています。この「お作法・トレンドを取り入れる行為」は、デザイナーとっては”当たり前”です。 しかし、その当たり前の行為をためらいなく行ってしまう自分を、一度見直した方が良いのではなかろうか?というのが本記事のテーマとなります。 「当たり前」は思考停止のアラート私たち制作する側の人間は、お作法やトレンドを、普段から当たり前のように自身のデザインに取り入れていますよね。なぜなら、最低限トレンドに沿った「それっぽい」ものができるからです。しかし、それは極端な話、「思考停止」と言い換えられるのではないでしょうか? トレンドは刻一刻と変化し、今日使った表現が明日には時代とミスマッチ、ということにもなり得ます。お作法も同様