セクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)を巡り、男性の側から「どんな発言がセクハラかよく分からない」と戸惑いの声が聞かれる。パワーハラスメントについても「厳しい指導は必要だ」という意見も耳にする。ハラスメントはどこまでがセーフで、どこからがアウトなのか。この種の問題を巡る訴訟を数多く手がけてきた東京法律事務所の笹山尚人弁護士(48)は、「同じことを社長や上司の息子や娘にできるかどうか。これを基準とすればいい」と提案する。労働問題で「人が壊れてゆく職場」「ブラック職場」などの著書があり、企業研修で講師も務める笹山さんに、ハラスメントを生み出す意識や環境について聞いた。【宇多川はるか/統合デジタル取材センター】
宮崎裕子(みやざき・ゆうこ)さん(66) 「『宮崎裕子』を名乗ることができないと言われたら、(判事を受けるかどうか)かなり悩んだと思う」。昨秋、最高裁は裁判官が判決文や令状で旧姓を使うことを認めた。旧姓を使う初の最高裁判事となった点を記者に問われると、率直な思いを明かした。 1979年に弁護士登録した。日本IBMグループの代理人として約1200億円の課税処分を取り消す判決を勝ち取った手腕で知られる。弁護士仲間は「派手なPRはせず、与えられた仕事を的確にこなすタイプ。依頼者の信用は厚い」と評する。 東大在学中、結婚前の旧姓で書かれた論文が戸籍姓でないことを理由に「成果」と見なされなかった例があると卒業生から聞かされ、「姓は変えない」と決めた。
大阪府岸和田市で9月15~16日に開催された岸和田だんじり祭で、設置が中止になった有料桟敷席のチケット払い戻しが進まず、トラブルになっている。チケットを販売した市内の運営会社は連絡がつかず、市や警察に被害の相談が相次ぐ事態になっている。 有料桟敷席は、だんじりが角を曲がる「やりまわし」を目前で見られる2カ所に設置される予定だったが、今年の運営会社だった「大阪文庫」は「台風21号で資材の確保ができない」との理由で設置しなかった。 市によると、席は2000以上で、価格は1000~1万円。同社はホームページ(HP)などで、今月10日から12月25日まで販売所や口座振り込みで返金すると告知していたが、実際は返金されず、200本以上の電話で相談を受けた市が同社を訪ねても連絡が取れないという。
前財務事務次官のセクハラ問題を受けて大阪国際大学の谷口真由美准教授が5月21日、日本外国特派員協会(東京都千代田区)で記者会見し、メディア業界のセクハラ被害の実態について語った。警察や政治家など権力を持つ取材相手からのセクハラだけでなく、社内での被害も深刻だという。 谷口さんは「メディアにおけるセクハラを考える会」の代表で、4月にフェイスブックで呼びかけ、10日間で新聞やテレビの女性記者ら35人から計150件の事例を集めた。それによると、セクハラを受けた相手は社内の上司や先輩が40%と最多。出演タレントや他社の記者など社外関係者も29%に上った。警察・検察関係者からの被害は12%、国会議員ら政治関係者が11%、公務員が8%だった。 谷口さんは「社内の被害が多いのは非常に問題だ。性犯罪を取り締まる警察からの被害も多く、被害を受けた記者は相談できない」と指摘。一方で「今まで被害を訴えられなかっ
日中つないだ「少女」 俳優・荒木由美子さん 中国・上海のデパート「高島屋」1階に、赤いカーペットを敷き…
最高裁からの戒告処分決定を受けて記者会見する岡口基一裁判官=東京・霞が関の司法記者クラブで2018年10月17日午後8時3分、長谷川直亮撮影 ツイッターで不適切な投稿をしたとして東京高裁から懲戒を申し立てられた同高裁の岡口基一裁判官(52)の分限裁判で、最高裁大法廷(裁判長・大谷直人最高裁長官)は17日、「裁判官に対する国民の信頼を損ねた」として戒告とする決定を出した。裁判官14人全員一致の意見。インターネットへの投稿を巡り、裁判官が懲戒処分を受けるのは初めて。 大法廷は、岡口氏が犬の所有権を巡る民事裁判の確定判決について「え?あなた?この犬を捨てたんでしょ?3か月も放置しておきながら・・」とツイートした件について「(岡口氏が)裁判官であると広く知られている状況下で、原告の提訴自体が不当だとする一方的な評価を不特定多数に伝えた」と指摘。「原告の感情を傷付け、裁判官に対する国民の信頼を損ね、
映画出演や歌手デビューできるとうたってオーディションの参加者を募り、後になってレッスンの受講契約を結ぶよう勧誘したのは特定商取引法違反にあたるとして、東京都は28日、渋谷区の芸能タレント養成会社「クリード」(松永大輝社長)に対し、6カ月の業務一部停止命令を出した。都には20代を中心に76件の相談が寄せられていた。 都によると、同社はインターネットを通じ「DWE(ドリームワークスエンターテイメント)」などの屋号でオーディションの参加者を募集。最終面談で演技や歌のレッスンの話を初めて持ち出し、「受講しないと楽曲を提供できない」などと言って契約させた。最終面談には参加者の7~8割を呼び「2000~3000人の応募者の中から選ばれた」とうその説明もしたという。
自民・杉田議員の月刊誌寄稿問題で投稿 謝罪の文言を添え 大阪府の松井一郎知事は24日、自民党の杉田水脈(みお)衆院議員が性的少数者(LGBTなど)について「生産性なし」などと月刊誌に寄稿した問題について、意見を述べた自身のツイッターに不適切な表現があったとして謝罪の文言を添えて削除した。「オカマもゲイも納税者だから生産はしているでしょ」と侮蔑的な言葉を使い、府庁には抗議の電話も寄せられたという。 杉田議員は「新潮45」8月号で同性カップルを念頭に「彼ら彼女らは子どもを作らない、つまり『生産性』がない。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか」などと主張。これに松井知事が23日、ツイートしていた。
9月に京都市南区の桂川の新久世橋から飛び降り自殺を図ろうとした60代女性に話しかけ、思いとどまらせたとして、京都府警南署が9日、大学生の豊田花梨さん(19)=城陽市=と会社員の豊田隆真さん(20)=京都市伏見区=に感謝状を贈った。カップルの2人が車で移動中に女性を見つけ、不審に思い声をかけたという。【国本ようこ】 9月9日午前2時40分ごろ、2人が車で新久世橋を西へ走行中、運転していた隆真さんが、欄干の上に腰掛けていた女性を見かけた。一度は通り過ぎたが、「深夜に1人で橋の上に立っているのはおかしい」と思ってUターン。女性の横で停車し、車の窓を開けて花梨さんが声をかけた。
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