日本自動車工業会の西川広人会長(日産自動車社長)は15日の定例記者会見で、日産とSUBARU(スバル)で発覚した無資格検査問題について「消費者の不満や不信を招いてしまったことを申し訳なく思っている」と陳謝した。国は検査制度の見直しに着手しているが、西川会長は「どういう仕組みであろうが決められた通りにやるのが我々の義務だ」と述べた。今年9月以降、国土交通省の立ち入り検査を発端に、日産やスバルの国
日本企業の品質検査不正が止まらない。鉄鋼、自動車に続き、油圧機器メーカーのKYBが免震装置で検査不正を公表した。なぜ品質の根幹である検査データを偽るのか。SUBARU(スバル)や日産自動車などの調査報告書を読み解くと、一つの共通点が浮かび上がる。設備の老朽化と人手不足で「衰える工場」という現実だ。「建屋や空調機の老朽化で燃費・排ガス検査の際に湿度の基準を満たせず、検査員がドアに目張りし、電気ポ
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